2017年に「アース・モンダミンカップ」で2位に入るなど賞金ランク41位に入り初シードを獲得した新鋭・三ヶ島かなと、現役を退いてなお「ハマの番長」としてファンから愛され続ける元横浜DeNAベイスターズの三浦大輔の特別対談が実現。二人がオフに自主トレを行っているという神奈川県厚木市にある、大厚木カントリークラブにおじゃまし、フォーム作りについて語り合ってもらった。
三ヶ島かな(以下、三ヶ島):三浦さんは得意だった球場はありますか?
三浦大輔(以下、三浦):う〜ん、得意な球場ねぇ…。やっぱり、ハマスタ(横浜スタジアム)はベイスターズの本拠地だから、ホームの雰囲気があって投げやすかったね。あとはナゴヤドームとの相性が良かったかな。あそこはピッチャーマウンドの傾斜がきつくて球場が広い。僕は打たせて取るタイプだから、狭い球場よりもナゴヤドームのような広い球場のほうが楽かな。野球の球場は各ベース間の距離は決まっているけど、外野スタンドまでの距離は決まっていなくて、球場によってまちまちだからね。フェンスの高さも全然違うし。
三ヶ島:私の地元、福岡ヤフオク!ドームは最近フェンスが前に出ましたよね?
三浦:そうそう。ヤフオクドームって昔はとても広くて、ホームランが出にくい球場だった。でも、それじゃあファンが喜ばないからということで、フェンスの前にテラス席を作ったんだよ。その部分もホームランのエリアにすることで、ホームランを出やすくした。甲子園球場は逆で、昔はライトとレフトにラッキーゾーンというブルペンがあった。そこはホームランのエリアだったんだけど、今はそれがなくなったぶん、球場が広くなった。ブルペンは室内に移動したからね。
三ヶ島:室内にあるんですね。去年のクライマックスシリーズ(阪神タイガース対横浜DeNAベイスターズ)を見ているときに、「ここの球場のブルペンはどこだろう?」って思っていました。
三浦:甲子園のブルペンはレフトのファールグランドにあるんだよ。そこからリリーフカーに乗って出てくるでしょ?むしろ今、ブルペンが外にある球場は少ない。神宮球場と…。ライオンズの本拠地、メットライフドームもそうか。外から見えるのは。
三ヶ島:室内のブルペンのほうが集中できますよね?
三浦:もちろんそうだよ。昔、ナゴヤ球場っていうのがあったんだけど(1996年まで中日ドラゴンズの本拠地)、僕がまだ入団して間もないころ、一軍に上がって行ったら、ブルペンが三塁のファールグランドの中にあるわけ。そこに長い椅子が並べてあって控えのピッチャーはそこに待機。お客さんがすぐそばにいるから、話しかけられるわ、やじられるわで大変(笑)。でも、それはそれで球場の特徴ともいえるけどね。ゴルフは朝の練習をギャラリーに見られているよね?その中で集中してやっているわけでしょ?すごいよね。
三ヶ島:私は全然気にならないです…。
三浦:確かに見ているとみんな黙々と打っているよね。しかも練習場みたいに芝が区切られているわけでもない場所で。初めて男子ツアーのプロアマに出させてもらったときに、「ここで打っていいよ」っていわれたんだけど、「どの隙間で打つの!?」ってくらい間隔が狭かった。僕らは打ちっぱなしの感覚があるから、「この隙間で本当に打てるの?!」ってなったのを覚えている。しかも、ちょうど僕の前でS・K・ホさんが打っていて。「あっ、S・K・ホがいる」って思っていたら、緊張するわ、シャンクは出るわで、途中でやめちゃった。
三ヶ島:もったいないです!
三浦:みんな静かにシュパッ、シュパッって打っていて、こっちはベチッみたいな(笑)。でも、プロの練習は見ているだけで面白いよね。「こうやって打っているんだ」という感じでとても勉強になる。「芝を打たず、ボールしか打ってないよ〜」って。ああいう風に打ちたいって思うよね。
三ヶ島:私も迷っているときは、周りの上手な選手を見たりします。見ているだけでレッスンを受けている気分になりますね。
三浦:やっぱり見るのも大事だよね。
三ヶ島:特にパターはほかの人を見ますね。30分くらいジーっとうまい選手を見たりします。
三浦:うまい人を見ることはやっぱりいいよ。目から入ってくるものって脳に情報としてインプットされていくから。それを脳で覚えていくと、自分もできるようになったりするんだって。うちの息子もなんとなく投げ方が僕に似てきたもんね。それはたぶん、息子もずっと僕が投げている試合をテレビで見ていたからだと思う。ゴルフも一緒だと思うけど、イメージ力って大事だよね?そのイメージを自分の感覚でどうやって動かしていくか。その中で動かす感覚と実際の動きとのずれをどれだけなくすかが大事。だからビデオを撮ったりするんだよね。
三ヶ島かな(以下、三ヶ島):三浦さんは得意だった球場はありますか?
三浦大輔(以下、三浦):う〜ん、得意な球場ねぇ…。やっぱり、ハマスタ(横浜スタジアム)はベイスターズの本拠地だから、ホームの雰囲気があって投げやすかったね。あとはナゴヤドームとの相性が良かったかな。あそこはピッチャーマウンドの傾斜がきつくて球場が広い。僕は打たせて取るタイプだから、狭い球場よりもナゴヤドームのような広い球場のほうが楽かな。野球の球場は各ベース間の距離は決まっているけど、外野スタンドまでの距離は決まっていなくて、球場によってまちまちだからね。フェンスの高さも全然違うし。
三ヶ島:私の地元、福岡ヤフオク!ドームは最近フェンスが前に出ましたよね?
三浦:そうそう。ヤフオクドームって昔はとても広くて、ホームランが出にくい球場だった。でも、それじゃあファンが喜ばないからということで、フェンスの前にテラス席を作ったんだよ。その部分もホームランのエリアにすることで、ホームランを出やすくした。甲子園球場は逆で、昔はライトとレフトにラッキーゾーンというブルペンがあった。そこはホームランのエリアだったんだけど、今はそれがなくなったぶん、球場が広くなった。ブルペンは室内に移動したからね。
三ヶ島:室内にあるんですね。去年のクライマックスシリーズ(阪神タイガース対横浜DeNAベイスターズ)を見ているときに、「ここの球場のブルペンはどこだろう?」って思っていました。
三浦:甲子園のブルペンはレフトのファールグランドにあるんだよ。そこからリリーフカーに乗って出てくるでしょ?むしろ今、ブルペンが外にある球場は少ない。神宮球場と…。ライオンズの本拠地、メットライフドームもそうか。外から見えるのは。
三ヶ島:室内のブルペンのほうが集中できますよね?
三浦:もちろんそうだよ。昔、ナゴヤ球場っていうのがあったんだけど(1996年まで中日ドラゴンズの本拠地)、僕がまだ入団して間もないころ、一軍に上がって行ったら、ブルペンが三塁のファールグランドの中にあるわけ。そこに長い椅子が並べてあって控えのピッチャーはそこに待機。お客さんがすぐそばにいるから、話しかけられるわ、やじられるわで大変(笑)。でも、それはそれで球場の特徴ともいえるけどね。ゴルフは朝の練習をギャラリーに見られているよね?その中で集中してやっているわけでしょ?すごいよね。
三ヶ島:私は全然気にならないです…。
三浦:確かに見ているとみんな黙々と打っているよね。しかも練習場みたいに芝が区切られているわけでもない場所で。初めて男子ツアーのプロアマに出させてもらったときに、「ここで打っていいよ」っていわれたんだけど、「どの隙間で打つの!?」ってくらい間隔が狭かった。僕らは打ちっぱなしの感覚があるから、「この隙間で本当に打てるの?!」ってなったのを覚えている。しかも、ちょうど僕の前でS・K・ホさんが打っていて。「あっ、S・K・ホがいる」って思っていたら、緊張するわ、シャンクは出るわで、途中でやめちゃった。
三ヶ島:もったいないです!
三浦:みんな静かにシュパッ、シュパッって打っていて、こっちはベチッみたいな(笑)。でも、プロの練習は見ているだけで面白いよね。「こうやって打っているんだ」という感じでとても勉強になる。「芝を打たず、ボールしか打ってないよ〜」って。ああいう風に打ちたいって思うよね。
三ヶ島:私も迷っているときは、周りの上手な選手を見たりします。見ているだけでレッスンを受けている気分になりますね。
三浦:やっぱり見るのも大事だよね。
三ヶ島:特にパターはほかの人を見ますね。30分くらいジーっとうまい選手を見たりします。
三浦:うまい人を見ることはやっぱりいいよ。目から入ってくるものって脳に情報としてインプットされていくから。それを脳で覚えていくと、自分もできるようになったりするんだって。うちの息子もなんとなく投げ方が僕に似てきたもんね。それはたぶん、息子もずっと僕が投げている試合をテレビで見ていたからだと思う。ゴルフも一緒だと思うけど、イメージ力って大事だよね?そのイメージを自分の感覚でどうやって動かしていくか。その中で動かす感覚と実際の動きとのずれをどれだけなくすかが大事。だからビデオを撮ったりするんだよね。