2017年に「アース・モンダミンカップ」で2位に入るなど賞金ランク41位に入り初シードを獲得した新鋭・三ヶ島かなと、現役を退いてなお「ハマの番長」としてファンから愛され続ける元横浜DeNAベイスターズの三浦大輔の特別対談が実現。二人がオフに自主トレを行っているという神奈川県厚木市にある、大厚木カントリークラブにおじゃました。最後となる今回は三浦から三ヶ島へファンサービス、メディア対応のアドバイスが。
三ヶ島かな(以下、三ヶ島):三浦さんはファンの方がとても多いですが、ファンサービスは何を気にしてやっていましたか?
三浦大輔(以下、三浦):現役のころかな?若いころはそんなこと考えず、周りがどうこうっていうよりも「俺が、俺が」って気持ちだったね。「俺を試合で使ってくれよ」と。でも、1998年に優勝を経験してからは、「もう一度優勝したい」と考えないといけないと思うようになった。そう考えていくうちに「やっぱりプロだからファンがいないといけない」と思った。いくら完封してもファンのいないガラガラの球場でやるよりも、お客さんがいっぱいいるところでやりたいし、そういった人たちに野球界を盛り上げてもらわないといけないから。選手だけでは盛り上げられないからね。たとえ選手が「ええやろ」と思ってやっていても、ファンが「それ違う」と思ったら、それは方向性が違うということ。ファンが何を求めているのか、ということもあるし。やっぱりファンは多いほうがいいでしょ?
三ヶ島:そうですね、ギャラリーがいっぱいいたほうがプレーしていて楽しいです。そういった意味では野球はうらやましいです。みんなでわーっと盛り上がっているから。
三浦:結構プレッシャーあんねんで(笑)。「打たれたらどうしよう」とか。きついやじが飛んできたり。でも、それだけ充実感がある。プロである以上はたくさんファンの方に来てもらって、見てもらってやらないといけない。もちろん技術も絶対条件で、結果も大事だけど、プラスアルファでファンに喜んでもらうパフォーマンスも必要。ゴルフだって、見ていて連続バーディを取っても無表情で次のホールに行く選手よりも、パッと笑顔でも見せてくれる選手のほうが「おっ、じゃあ、あの選手の組について行ってみようかな」って応援したくなるもんね。「いいプレーしたのにうれしくないのかな?」ってファンに思わせてしまうとダメ。ファン心理ってそんなもんだから。
三ヶ島:それは絶対ありますよね。
三浦:でも、色々な個性があっていいと思う。完全なツンデレなキャラなら、ツンデレを貫くキャラをつくってほしいし、常に笑顔でいるキャラも必要。かなちゃんも、ほかには誰もいないようなキャラをつくったほうがいいよ。自分が自然にできるものを出していったほうがファンに愛されると思うけどね。みんな一緒だったら面白くないもん。ロボットじゃないんだからさ。その中でファンが「この人を応援しよう」って選手それぞれにファンがついていくわけだから。かなちゃんのキャラをね。ペラペラしゃべるキャラでもいいしね。だって、みんな個性違うやろ?
三ヶ島:そうですね、ツアーメンバーはみんなキャラが強いです(笑)。
三浦:やることをしっかりやっていれば大丈夫。そこから個性を出せばいいわけだから。そんなかなちゃんの今年の目標は何?
三ヶ島かな(以下、三ヶ島):三浦さんはファンの方がとても多いですが、ファンサービスは何を気にしてやっていましたか?
三浦大輔(以下、三浦):現役のころかな?若いころはそんなこと考えず、周りがどうこうっていうよりも「俺が、俺が」って気持ちだったね。「俺を試合で使ってくれよ」と。でも、1998年に優勝を経験してからは、「もう一度優勝したい」と考えないといけないと思うようになった。そう考えていくうちに「やっぱりプロだからファンがいないといけない」と思った。いくら完封してもファンのいないガラガラの球場でやるよりも、お客さんがいっぱいいるところでやりたいし、そういった人たちに野球界を盛り上げてもらわないといけないから。選手だけでは盛り上げられないからね。たとえ選手が「ええやろ」と思ってやっていても、ファンが「それ違う」と思ったら、それは方向性が違うということ。ファンが何を求めているのか、ということもあるし。やっぱりファンは多いほうがいいでしょ?
三ヶ島:そうですね、ギャラリーがいっぱいいたほうがプレーしていて楽しいです。そういった意味では野球はうらやましいです。みんなでわーっと盛り上がっているから。
三浦:結構プレッシャーあんねんで(笑)。「打たれたらどうしよう」とか。きついやじが飛んできたり。でも、それだけ充実感がある。プロである以上はたくさんファンの方に来てもらって、見てもらってやらないといけない。もちろん技術も絶対条件で、結果も大事だけど、プラスアルファでファンに喜んでもらうパフォーマンスも必要。ゴルフだって、見ていて連続バーディを取っても無表情で次のホールに行く選手よりも、パッと笑顔でも見せてくれる選手のほうが「おっ、じゃあ、あの選手の組について行ってみようかな」って応援したくなるもんね。「いいプレーしたのにうれしくないのかな?」ってファンに思わせてしまうとダメ。ファン心理ってそんなもんだから。
三ヶ島:それは絶対ありますよね。
三浦:でも、色々な個性があっていいと思う。完全なツンデレなキャラなら、ツンデレを貫くキャラをつくってほしいし、常に笑顔でいるキャラも必要。かなちゃんも、ほかには誰もいないようなキャラをつくったほうがいいよ。自分が自然にできるものを出していったほうがファンに愛されると思うけどね。みんな一緒だったら面白くないもん。ロボットじゃないんだからさ。その中でファンが「この人を応援しよう」って選手それぞれにファンがついていくわけだから。かなちゃんのキャラをね。ペラペラしゃべるキャラでもいいしね。だって、みんな個性違うやろ?
三ヶ島:そうですね、ツアーメンバーはみんなキャラが強いです(笑)。
三浦:やることをしっかりやっていれば大丈夫。そこから個性を出せばいいわけだから。そんなかなちゃんの今年の目標は何?