三ヶ島:今年は1勝することです。何勝も期待されたりもしますが、一つだって簡単には勝てないから、まずは一つ勝つこと。でも先日、所属先の会長に「今年3勝してね」っていわれました。まだ1勝もしていないのに(笑)。
三浦:1勝したらポンポンって行くかもしれないけどね。でもとにかく、まずは1勝しないと2勝目もないしね。メディアの人たちは「何勝」とかの数字にこだわるけど(笑)、数字が欲しいんだよね。僕もシーズンが始まる前に「今年の目標は何勝ですか?」ってよく聞かれた。そりゃたくさん勝てるなら勝てるに越したことはないよね(笑)。
三ヶ島:そういった数字の目標は、自分の中で立てていたんですか?
三浦:ううん、本当に勝てるだけ勝ちたかったし。若いときに「目標は15勝です」っていって。結局、一度もクリアできなかったんだけど、現役でいる間は目標を下げるのもいやだったし、達成していないのに目標値を上げるのも変だから、聞かれれば「15勝です」って答えるときもあった。だけど、ベテランになってからは、「自分が何勝というよりも、チームが優勝するために貢献したい」という感じ。でも、メディアはニュースになるような数字が欲しいんだよね(笑)。たまに「これをいってほしい」って誘導してくる記者の方がいて、それが分かると逆にいわないようになったりしたこともあった。あえて違うことをいってやろうって。でも、プロとしてメディアに乗っかることも大事。乗っかったほうが記事が大きくなることもあるからね。
三ヶ島:やっぱり大きく扱われたほうがうれしいですよね。
三浦:やっぱり大きく載せてもらわないとね。プロだし。そのためにはこちらも協力しないと。自分のためにも返ってくるしさ。持ちつ持たれつだね。たまに自分ではいやなタイミングでシャッターを押されたりするでしょ?泣いているときとか。
三ヶ島:本当にそうです。「なんで撮るの!」って思っちゃったりします(笑)。
三浦:でも、そういうことが一つ一つ積み重なってストーリーとなり、つながっていく。何年かしたら、またその写真が使われるんだから。「あの涙があるから今がある」みたいな感じでね。そのときは内心「撮るなよ!」って思うだろうけど。僕らも打たれたときに、球場を出るタイミングでバシャバシャ撮られる。「もうええやろ」って思うときもあるけど、どんなときでもコメントは出したほうがいい。たとえ成績が悪くても、しゃべりたくないと思っても。勝ったときだけべらべらしゃべるのも僕はいやだなって思うし。負けたときは負けたなりにもファンはコメントを聞きたいから。ノーコメントよりも、自分の率直な悔しさとかでもコメントを出したほうがいいよ。もちろん量は短くなるけどね。
三ヶ島:私はまず、負けてもインタビューされるくらいの選手にならないといけないです。
三浦:野球はさ、ルーキーでも、登板すれば打たれたりぼこぼこにされたりしても聞かれるからね。そこでコメントを出さないのはちょっとね。プロとして出したほうがいいな。マスコミの向こうにはファンがいるからね。
三ヶ島:でも、試合で打たれていたら怒りの感情があるわけですよね?
三浦:1勝したらポンポンって行くかもしれないけどね。でもとにかく、まずは1勝しないと2勝目もないしね。メディアの人たちは「何勝」とかの数字にこだわるけど(笑)、数字が欲しいんだよね。僕もシーズンが始まる前に「今年の目標は何勝ですか?」ってよく聞かれた。そりゃたくさん勝てるなら勝てるに越したことはないよね(笑)。
三ヶ島:そういった数字の目標は、自分の中で立てていたんですか?
三浦:ううん、本当に勝てるだけ勝ちたかったし。若いときに「目標は15勝です」っていって。結局、一度もクリアできなかったんだけど、現役でいる間は目標を下げるのもいやだったし、達成していないのに目標値を上げるのも変だから、聞かれれば「15勝です」って答えるときもあった。だけど、ベテランになってからは、「自分が何勝というよりも、チームが優勝するために貢献したい」という感じ。でも、メディアはニュースになるような数字が欲しいんだよね(笑)。たまに「これをいってほしい」って誘導してくる記者の方がいて、それが分かると逆にいわないようになったりしたこともあった。あえて違うことをいってやろうって。でも、プロとしてメディアに乗っかることも大事。乗っかったほうが記事が大きくなることもあるからね。
三ヶ島:やっぱり大きく扱われたほうがうれしいですよね。
三浦:やっぱり大きく載せてもらわないとね。プロだし。そのためにはこちらも協力しないと。自分のためにも返ってくるしさ。持ちつ持たれつだね。たまに自分ではいやなタイミングでシャッターを押されたりするでしょ?泣いているときとか。
三ヶ島:本当にそうです。「なんで撮るの!」って思っちゃったりします(笑)。
三浦:でも、そういうことが一つ一つ積み重なってストーリーとなり、つながっていく。何年かしたら、またその写真が使われるんだから。「あの涙があるから今がある」みたいな感じでね。そのときは内心「撮るなよ!」って思うだろうけど。僕らも打たれたときに、球場を出るタイミングでバシャバシャ撮られる。「もうええやろ」って思うときもあるけど、どんなときでもコメントは出したほうがいい。たとえ成績が悪くても、しゃべりたくないと思っても。勝ったときだけべらべらしゃべるのも僕はいやだなって思うし。負けたときは負けたなりにもファンはコメントを聞きたいから。ノーコメントよりも、自分の率直な悔しさとかでもコメントを出したほうがいいよ。もちろん量は短くなるけどね。
三ヶ島:私はまず、負けてもインタビューされるくらいの選手にならないといけないです。
三浦:野球はさ、ルーキーでも、登板すれば打たれたりぼこぼこにされたりしても聞かれるからね。そこでコメントを出さないのはちょっとね。プロとして出したほうがいいな。マスコミの向こうにはファンがいるからね。
三ヶ島:でも、試合で打たれていたら怒りの感情があるわけですよね?