＜ULインターナショナル・クラウン 最終日◇7日◇ジャック・ニクラスGCコリア（6,508ヤード・パー72）＞

畑岡奈紗が日本のエースとして女子ゴルフ世界一決定戦の「ULインターナショナル・クラウン」に臨んでいる。米国女子ツアーでも中心選手の1人として、米公式メディアも畑岡のコメントを毎日求めるほど、今やトッププレーヤーの地位を築いたといってもいいほどだ。

現地記者が激写！ULインターナショナル・クラウン フォトギャラリー

今季は米初優勝を飾り、海外女子メジャーでも優勝争いを演じるなど、19歳の畑岡が秘めるポテンシャルは、もはや疑う余地もない。今大会でも第2ラウンドを終えて、同じく米ツアーを主戦場とする上原彩子とのペアで1勝1分けと存在感を見せている。

小柄ながら、その瞬発力とパワーは大柄な米ツアー選手たちも目を見張るほど。陸上競技で鍛えた下半身を武器に、欧米の強敵に劣らないキレのいいゴルフで、ますます成長中だ。中学時代は200メートルでは県大会で入賞するなど、非凡な運動神経を持つ畑岡のゴルフは見ていても躍動を大いに感じるところだ。

「プロになってからはじめての日本代表としての大会なので頑張りたい」と大会前に語っていた畑岡。韓国で行われている今大会でも、若きリーダーが日本を引っ張っている。国別対抗戦で戦うプレッシャーのなか、日に日にパワーを増してきた畑岡を中心に、優勝決定ラウンドにコマを進めるべく、日本チームは懸命な戦いを見せている。