ですが、お兄さんもプロでウェブ・ドット・コムツアーがある。出場優先順位は下の方であまり試合には出られないからキャディもやるのでしょうが、ブルックのところのように完全にキャディというわけにはいかない(ブルックは姉がキャディ)。聞くところによると、兄が日程的に行けないときはお父さんにスイッチするといわれています。レクシーの課題はメンタル的なところがほとんど。そのあたりを兄と父がキャディをやることで克服できれば、一昨年の後半から去年まであった悪いイメージは払拭できるかなという感じです。
畑岡さんもいいと思います。また、一回り体が大きくなりました。去年まで下半身にすごくフォーカスがいっていましたが、上半身、肩から腕にかけても強くなっている。ショットを見ても、今までは『ここぞ』というときに、「えいっ」とジャンプしてしまってヒザが伸び上がり安定感が欠けていたのが、開幕戦ではほとんどなくなって下半身がシュッとその場で回れるようになってきていました。
あとはパッティングですね。開幕戦ではすごく悪かったですが、上半身をいじるとショートゲームに影響が一番くるもの。そのあたりを自分の中でどう消化していくか。元々パッティングがすごく上手な選手。良くなってきたらさらに上位にいけると思います。
開幕戦にいなかった世界ランキング2位のパク・ソンヒョン(韓国)は、昨年も春先は良くなくて「大丈夫かな?」と思っていたら後半で一気にと出てきた。体も強くて、スイングの精度も非常に高い。ケガさえなければ、また暖かくなってきたときに今年も活躍してくれるのではないでしょうか。
世界ランキング上位勢以外だと、昨年の「エビアン選手権」で2位タイに入ったエイミー・オルソン(米国)が面白いですね。彼女もアマチュアのころからすごくいいといわれていて、去年初めて「ガン」と出てきた。メンタルは強くないが、一つ壁を越えるといいプレーヤーになるのではないかなと思います。
小田美岐(おだ・みき)/1959年4月5日生まれ、京都府出身。通算6勝。ティーチングプロフェッショナル資格A級も保持している。現在は解説者として国内女子ツアーだけでなく、米国女子ツアーの解説を努めることも多い。
畑岡さんもいいと思います。また、一回り体が大きくなりました。去年まで下半身にすごくフォーカスがいっていましたが、上半身、肩から腕にかけても強くなっている。ショットを見ても、今までは『ここぞ』というときに、「えいっ」とジャンプしてしまってヒザが伸び上がり安定感が欠けていたのが、開幕戦ではほとんどなくなって下半身がシュッとその場で回れるようになってきていました。
あとはパッティングですね。開幕戦ではすごく悪かったですが、上半身をいじるとショートゲームに影響が一番くるもの。そのあたりを自分の中でどう消化していくか。元々パッティングがすごく上手な選手。良くなってきたらさらに上位にいけると思います。
開幕戦にいなかった世界ランキング2位のパク・ソンヒョン(韓国)は、昨年も春先は良くなくて「大丈夫かな?」と思っていたら後半で一気にと出てきた。体も強くて、スイングの精度も非常に高い。ケガさえなければ、また暖かくなってきたときに今年も活躍してくれるのではないでしょうか。
世界ランキング上位勢以外だと、昨年の「エビアン選手権」で2位タイに入ったエイミー・オルソン(米国)が面白いですね。彼女もアマチュアのころからすごくいいといわれていて、去年初めて「ガン」と出てきた。メンタルは強くないが、一つ壁を越えるといいプレーヤーになるのではないかなと思います。
小田美岐(おだ・みき)/1959年4月5日生まれ、京都府出身。通算6勝。ティーチングプロフェッショナル資格A級も保持している。現在は解説者として国内女子ツアーだけでなく、米国女子ツアーの解説を努めることも多い。