「ロッテ選手権」で、米国女子ツアーでは19年の「全英AIG女子オープン」優勝に次ぐ2位でフィニッシュした渋野日向子。実は10番スタートだった2日目の12番ホールでボギーを記録してから、最終日の最終ホールまで、51ホール連続ボギーなしを継続している。畑岡奈紗がカットラインに5打届かず予選落ちし、古江彩佳が3日目にプロ転向後ワーストの「78」を叩いた強風が吹く難コースで、なぜ安定したゴルフを展開できたのか。WOWOWで中継の解説を務め、渋野のほぼ全ショットを見届けたプロコーチの石井忍に聞いてみよう。
渋野日向子のフラットなトップは「どこからでも切り返せる」【スイング解説】
「ざっくりと言ってしまえばショットが良かった。特にクラブを下ろしてくるポジションが良かったですよね」と石井はいう。具体的にはどういうことなのか。
「アウトサイドから来すぎたり、インサイドから来すぎたりして、クラブの下ろしてくるポジションが悪いと、インパクトでアジャストする動作が必要になってきます。それが今回は極めて少なかったですよね。自分の下ろしたいプレーンにクラブを下ろせていました」
グリーンを狙うショットを打つとき、いつも番手ピッタリの距離が残るわけではない。大きいクラブで軽く打つか、小さいクラブでしっかり打つかを選択する必要がある。プレーンが安定してことでクラブが暴れず「距離に隙がなかった」と石井はいう。「渋野さんはビットウィーンの距離になったときでも、まったく苦にしていなかったですよね。残り150ヤードで6Uと6Iで迷っているシーンでも、6Uで軽く打ってライン出しができていた」。
そして石井は、下ろしてくるポジションをよくなったポイントして「軸が右に倒れないこと」を挙げる。
渋野日向子のフラットなトップは「どこからでも切り返せる」【スイング解説】
「ざっくりと言ってしまえばショットが良かった。特にクラブを下ろしてくるポジションが良かったですよね」と石井はいう。具体的にはどういうことなのか。
「アウトサイドから来すぎたり、インサイドから来すぎたりして、クラブの下ろしてくるポジションが悪いと、インパクトでアジャストする動作が必要になってきます。それが今回は極めて少なかったですよね。自分の下ろしたいプレーンにクラブを下ろせていました」
グリーンを狙うショットを打つとき、いつも番手ピッタリの距離が残るわけではない。大きいクラブで軽く打つか、小さいクラブでしっかり打つかを選択する必要がある。プレーンが安定してことでクラブが暴れず「距離に隙がなかった」と石井はいう。「渋野さんはビットウィーンの距離になったときでも、まったく苦にしていなかったですよね。残り150ヤードで6Uと6Iで迷っているシーンでも、6Uで軽く打ってライン出しができていた」。
そして石井は、下ろしてくるポジションをよくなったポイントして「軸が右に倒れないこと」を挙げる。