＜DIOインプラントLAオープン 初日◇21日◇ウィルシャーCC（米カリフォルニア州）◇6447ヤード・パー71＞

先週ハワイで苦汁をなめた畑岡奈紗が、ロサンゼルスで首位と1打差の4アンダー・2位タイと好発進を切った。キレのあるアイアンショットで7つのバーディ（3ボギー）を奪ったが、「いやー、まだ20％くらい（の納得度）ですね。自分がやっていることができたという意味では（よかった）」と復調の手応えをつかんだとはいい難いようだ。

初日のラウンドを終えた直後の渋野日向子のインタビュー動画が届きました

スタートの1番から4メートルを沈めバーディ発進。そこからポンポンと4番までに3アンダーとした。2番パー5、4番パー3ではともに1.5メートルのチャンスを沈めたもの。さらに7番で1メートル、8番で1.5メートルと、前半からショットでバーディを積み重ねた印象を与えた。

強風に苦しんだ先週のハワイでは、5回もショットが池に飛び込むなど乱調。そこで今週は「ボールの位置」、そして「トップからの切り返しでしっかりと胸を回して打つ」ことを意識してプレーする。それは強風のなかで強い球を打とうとして、手打ちになっていた先週の反省を生かしたものだ。

ボールの位置に関しては、アドレス時に普段よりも右に置いていたものを、自分の感覚のなかで思い切って左に置くように調整。するとこれが「ノーマルなポジション」だった。風への対抗意識で無意識に標準がズレていたようだが、それを修正しスコアにつなげた。