海外勢だってボギーを打たないわけではない。だが、多くの日本勢が「攻めどき守りどきが難しい」というなかで、マネジメントや決め事の部分にレベルの差があった。「このコースではほぼバウンスバックができない。しようとしたら本当にボギーが止まらなくなる。ボギーが来たからと言って決め事を変えてはいけない」。獲り返さなければ…という欲を断ち切ること。出場した選手たちはショット力も豊富で、日本では獲り返せてきたからこそ徹底が難しかった。
■ドライバーの正確性は日本勢のほうが上 だが…
ただ、客観的に見ても日本勢のほうが分があるところもあった。「ドライバーの正確性は明らかに日本の選手のほうが上でしたね」と辻村氏は言う。「調子がいい選手がきていることもありますが、日本の選手のほうが曲がらない。こっちの選手は結構曲がっている」。しかし、そこからゲームを作れるのだ。「曲がり慣れているからか、トラブルショットが本当にうまい。そこから!?というところから平気でグリーンに乗せてくる」と驚愕するプレーも多かった。
見ていて海外勢はほとんどドライバーを練習しないと感じたという。「ただショートゲームはものすごい量を練習していますね。それも朝の練習から毎日やる。距離感は毎日変わりますからね。そこも徹底している」。例えばチェ・ヘジン(韓国)は朝の練習から10ヤード刻みで目標を置いて100ヤード以内の距離を徹底してやっていた。
ショートゲームという部分ではこういったコースに慣れているのもあるだろう。「ウェッジ以外にもグリーンの外でパターを持ったとき、ユーティリティを持ったときのイメージが豊富ですよね。日本ではまず使わないからなかなかイメージを出すことが難しい」。アプローチで迷わずにパターを持つ選手も少なくない。慣れているから、迷いがないのだ。
ウェッジでのアプローチでは、こんなところにも差を感じた。「ボールの拾い方がうまいんですよね。日本の選手はヘッドを差し気味に打ちますが、こちらの選手はバンスをうまく滑らせる。だから出球の速度が柔らかいんですよね。ロブショットでなくてもゆっくりと飛ばす。フェースに乗せている時間が長いんです」と違いを解説する。
■ドライバーの正確性は日本勢のほうが上 だが…
ただ、客観的に見ても日本勢のほうが分があるところもあった。「ドライバーの正確性は明らかに日本の選手のほうが上でしたね」と辻村氏は言う。「調子がいい選手がきていることもありますが、日本の選手のほうが曲がらない。こっちの選手は結構曲がっている」。しかし、そこからゲームを作れるのだ。「曲がり慣れているからか、トラブルショットが本当にうまい。そこから!?というところから平気でグリーンに乗せてくる」と驚愕するプレーも多かった。
見ていて海外勢はほとんどドライバーを練習しないと感じたという。「ただショートゲームはものすごい量を練習していますね。それも朝の練習から毎日やる。距離感は毎日変わりますからね。そこも徹底している」。例えばチェ・ヘジン(韓国)は朝の練習から10ヤード刻みで目標を置いて100ヤード以内の距離を徹底してやっていた。
ショートゲームという部分ではこういったコースに慣れているのもあるだろう。「ウェッジ以外にもグリーンの外でパターを持ったとき、ユーティリティを持ったときのイメージが豊富ですよね。日本ではまず使わないからなかなかイメージを出すことが難しい」。アプローチで迷わずにパターを持つ選手も少なくない。慣れているから、迷いがないのだ。
ウェッジでのアプローチでは、こんなところにも差を感じた。「ボールの拾い方がうまいんですよね。日本の選手はヘッドを差し気味に打ちますが、こちらの選手はバンスをうまく滑らせる。だから出球の速度が柔らかいんですよね。ロブショットでなくてもゆっくりと飛ばす。フェースに乗せている時間が長いんです」と違いを解説する。