そこから崩れるように3連続ボギー。いずれも風の影響でいいショットが流され、シビアなアプローチを強いられるホールになった。7番ではピンに近いグリーン奥の傾斜下から、パターで一気に転がし上げるアプローチも見せたが、実らなかった。さらに最終9番は、やはりグリーン奥からの寄せが傾斜で転がり7メートルほど遠ざけられる。「最悪の流れだった」。トータル4オーバー・54位タイまで、順位も下げることになってしまった。

グリーンも乾き、硬くなったタフなムービングデー。そのうえピンも大きく振られるセッティングで、全体的に伸ばしあぐねる展開になった。そして西郷もその流れに抗うことができない。「きょうまでの、パッティングがあまりよくないイメージを持ちすぎないようにしたい。1回リセットして挑みたい」。3週前の「全米女子オープン」に続く海外メジャー連戦も、いよいよラスト18ホール。一躍、日本ツアーのエースになった20歳が、一つでも上の順位を目指す。（文・間宮輝憲）

メジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」
＜最終日＞　6/27（月）午前2:00〜［WOWOWライブ］
★連日生中継＆WOWOWオンデマンドにて『日本人選手専用カメラ』ライブ配信

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