＜AIG女子オープン　事前情報◇1日◇ミュアフィールド（スコットランド）◇6649ヤード・パー71＞

さかのぼること、3年前。イングランドのウォバーン・ゴルフクラブで開催された「全英女子オープン」で渋野日向子が日本勢“42年ぶり”のメジャー制覇を果たした。一躍脚光を浴び歴史に名を刻んだあの日を誰もが忘れたことはないだろう。

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今大会はサーキットツアーで、今年開催される舞台は男子の海外メジャー「全英オープン」が何度も行われているミュアフィールド。米国女子ツアー初の開催で“新たな歴史”の幕開けになる。

ミュアフィールドはスコットランドのイースト・ロージアンにあるゴルフ場で、18世紀末に創設された歴史ある名門プライベートコース。設立当時から男性会員限定だった同コースは、17年に女性会員を認め、273年続いたポリシーが変更となり女子ツアーが行われることになったのだ。

そこでは、1982年を皮切りにこれまでに全英オープンを16回開催。02年大会ではアーニー・エルス（南アフリカ）がスチュアート・アップルビー、スティーブ・エルキントン（ともにオーストラリア）、トーマス・レべ（フランス）とのプレーオフを制し、全英オープン初優勝を果たしている。このとき、丸山茂樹はプレーオフ進出に1打及ばず5位に終わった。