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コース内は大渋滞? 7番パー4では最大3組待ちも、その理由は“チャレンジ”のせい…

3日目に2位に浮上してきたチャーリー・ハル(イングランド)が、グリーンサイドに座り込んでいる理由とは?

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年9月10日 09時00分

<クローガー・クイーンシティ選手権 3日目◇9日◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515ヤード・パー72>
 
「これって後ろの組を打たせないといけない決まり?」。ある選手がそう言って、パッティングを控えた7番グリーンから降りてきた。この日の7番はティからピンまで313ヤードで右からのフォロー風。ドライバーを握れば、ほとんどの選手が届く距離。そのため、グリーンに乗ったらマークし、一度グリーンを離れ、後ろの組がティショットを打つというレギュレーションが取り入れられた。

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グリーンに乗ってマークして一度降りる。リズムも崩れるし、中には後ろの組の選手がナイスショットを放ち、グリーンに乗ってくるケースもあった。左サイドからグリーンを狙うのが難しいホールのため、多くの選手は右に打ち出す。傾斜を伝ってグリーン方向に転がるシーンもあれば、そのままギャラリー方向に飛び、「フォアー」の声が響くシーンもたびたび。そのたびにギャラリーロープが外され、さらには8番ティも近いため、ここで選手が滞留するという現象が何度も起きた。
 
チャーリー・ハル(イングランド)は前の組がマークしている途中に打ち込んで、グリーンオン。涼しい顔でやってくると、すぐさまマーク。さらにその後ろの組を打たせるために、グリーン横に座り込んだ。
 
ギャラリーにとっては選手の豪快なティショット、ワンオンなどを見られる絶好のポイント。「来た、来た!」とショットのたびに盛り上がるが、選手にとっては…。もちろんホールに近づくためバーディチャンスは多く生まれるが、なんとも不思議なチャレンジホールとなった。
 
畑岡奈紗、渋野日向子はグリーンエッジまで運び、笹生優花はドライバーで左のバンカーへ。渋野はバーディ奪取。畑岡と笹生はバーディを逃した。ちなみにこの日の平均ストロークは「4.038」で8番目の易しさ。距離が短くとも、意外とバーディが出ないホールは、ファイナルラウンドでどんな顔を見せるのか…。(文・高桑均)

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