＜JLPGA ファイナルQT 初日◇29日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部（岡山県）◇6442ヤード・パー72＞

きょう29日から4日間の日程で行われる国内女子ツアーのQTファイナルステージ。シードから漏れた選手らが、来季のレギュラーツアー前半戦出場権を争う。ここで割り当てられたQTランクをもとに2023年序盤の出場試合数が決まるわけだが、いったい何位に入ると、どれくらい試合に出られるのか？ 前年の数値をもとにシミュレーションしてみよう。

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■そもそもQTって？

まずその前に、簡単なQTの説明から。QTの正式名称はクォリファイングトーナメント（Qualifying Tournament）。頭文字をとって、こう呼ばれる。ゴルフのプロトーナメントは大会によって出場人数が決められており、仮に108人が出場できる大会の場合、その枠をまずは出場権が約束されている選手（永久、年間、準シード選手ら）が埋めていく。そのほか主催者推薦の選手にも割り振られ、残った枠にQTランク上位の選手が入っていく、というイメージだ。

例えば上記の大会にシード選手が50人、推薦の選手が20人出場した場合、残る枠は38となる。つまりQTランク1位〜38位の選手は、確実にその試合には出られる―、というのがQTランクの意味だ。今回のファイナルステージには96人が出場。ここでの順位が、そのまま来季保有するQTランクとなる。