異議を唱えることが悪いわけではなく、意見の主張がゴルフ界に好結果をもたらすことはもちろんある。だが、その渦中に身を置いている間、その選手の心はどうしてもそこへ向いてしまう。
そんな中、批判や不平不満を口にせず、黙々とプレーしているのは誰なのかと考えたとき、その答えが「DJ」だった。
ともすれば、大揺れしてしまいそうな出来事はジョンソンの周辺でも起こってはいる。前週の「ザ・プレーヤーズ選手権」の最終日の夜、宿から引き揚げる支度をしていた際、ジョンソンのキャディである弟オースティンが階段から転落し、手を骨折。今週の「バルスパー選手権」には包帯姿で現れたが、そんな一連の出来事にもジョンソンは動じることなく好プレーを披露し、最終日を2位で迎えた。
とはいえ、残念ながら最終日は「彼の日」とはならず、6位タイに甘んじた。だが、それでもクールな表情で戦い続けたジョンソンを「ジェントルマンだった」と評したのは、最終日を単独首位で迎え、勝利を挙げたポール・ケーシー(イングランド)だった。
ケーシーも他に惑わされることなく自己を維持しているからこそ、強さを発揮したのだと思う。今年1月から新ルールが施行され、キャディのラインアップ問題が取り沙汰されて他選手たちが異論反論を繰り広げていた際、声を荒げることなく、いち早く自分なりの予防策を取ったのがケーシーだった。
「僕と僕のキャディの間では、試合中、『とにかく僕の後ろに立つのは禁止』という僕らのルールを作った」
そんな中、批判や不平不満を口にせず、黙々とプレーしているのは誰なのかと考えたとき、その答えが「DJ」だった。
ともすれば、大揺れしてしまいそうな出来事はジョンソンの周辺でも起こってはいる。前週の「ザ・プレーヤーズ選手権」の最終日の夜、宿から引き揚げる支度をしていた際、ジョンソンのキャディである弟オースティンが階段から転落し、手を骨折。今週の「バルスパー選手権」には包帯姿で現れたが、そんな一連の出来事にもジョンソンは動じることなく好プレーを披露し、最終日を2位で迎えた。
とはいえ、残念ながら最終日は「彼の日」とはならず、6位タイに甘んじた。だが、それでもクールな表情で戦い続けたジョンソンを「ジェントルマンだった」と評したのは、最終日を単独首位で迎え、勝利を挙げたポール・ケーシー(イングランド)だった。
ケーシーも他に惑わされることなく自己を維持しているからこそ、強さを発揮したのだと思う。今年1月から新ルールが施行され、キャディのラインアップ問題が取り沙汰されて他選手たちが異論反論を繰り広げていた際、声を荒げることなく、いち早く自分なりの予防策を取ったのがケーシーだった。
「僕と僕のキャディの間では、試合中、『とにかく僕の後ろに立つのは禁止』という僕らのルールを作った」