カリフォルニア大バークレー校時代のホーマは、カレッジゴルフのスター選手だった。2013年にプロ転向し米ツアー選手になったが、なかなか成績は振るわなかった。ウッズのおかげで開幕早々から出場が叶った2017年は、17試合中予選通過はたったの2回。獲得賞金総額はわずか1万8000ドル。日本円で200万円そこそこの賞金は経費分をカバーすることすらできず、大赤字になった上に、シード権を失い、下部ツアーへと落ちていった。
そんなホーマの心の支えになったのは、どんなときも噛み締めていた「たゆみない」という意味の「relentless」という言葉だったそうだ。たゆみなく歩み続けよう。不屈の精神を抱き続けよう。その一心でホーマは戦い続け、今大会には世界ランキング417位で臨み、そして140万ドル(1億5000万円超)を手に入れた。
「夢のようだ。下部ツアー時代はタフな日々だった。でも、それがあったからこその優勝だと思う」
単独2位になったジョエル・ダーメン(米国)とはジュニア時代からの親友である。ダーメンは11年に精巣腫瘍と診断され、つらい闘病生活を送った。苦難を乗り越えてカムバックし、そして今大会で1位と2位になった友人同士の2人は「これから一緒にお祝いのディナーに行くよ」とうれしそうに語っていた。
そして、久しぶりに優勝争いを演じたジェイソン・ダフナー(米国)は、残念ながら72ホール目でダブルボギーを喫し、4位タイに終わったが、ダフナーもカムバック組の一人だ。そもそもは長い下積み時代を経験した苦労人だったが、12年の初優勝から成績は急上昇。13年「全米プロ」を制してメジャーチャンピオンに輝き、通算5勝を挙げた。
スターの仲間入りをした13年には、チャリティ活動中に小学生たちの合間で奇妙なポーズで居眠りしていた姿がSNSにアップされ、ツアー仲間たちから「ダフナリング」と名付けられたそのポーズが大流行するなど、当時のダフナー人気は高かった。
そんなホーマの心の支えになったのは、どんなときも噛み締めていた「たゆみない」という意味の「relentless」という言葉だったそうだ。たゆみなく歩み続けよう。不屈の精神を抱き続けよう。その一心でホーマは戦い続け、今大会には世界ランキング417位で臨み、そして140万ドル(1億5000万円超)を手に入れた。
「夢のようだ。下部ツアー時代はタフな日々だった。でも、それがあったからこその優勝だと思う」
単独2位になったジョエル・ダーメン(米国)とはジュニア時代からの親友である。ダーメンは11年に精巣腫瘍と診断され、つらい闘病生活を送った。苦難を乗り越えてカムバックし、そして今大会で1位と2位になった友人同士の2人は「これから一緒にお祝いのディナーに行くよ」とうれしそうに語っていた。
そして、久しぶりに優勝争いを演じたジェイソン・ダフナー(米国)は、残念ながら72ホール目でダブルボギーを喫し、4位タイに終わったが、ダフナーもカムバック組の一人だ。そもそもは長い下積み時代を経験した苦労人だったが、12年の初優勝から成績は急上昇。13年「全米プロ」を制してメジャーチャンピオンに輝き、通算5勝を挙げた。
スターの仲間入りをした13年には、チャリティ活動中に小学生たちの合間で奇妙なポーズで居眠りしていた姿がSNSにアップされ、ツアー仲間たちから「ダフナリング」と名付けられたそのポーズが大流行するなど、当時のダフナー人気は高かった。