最後には、誰がこのチームを形成するかは私の決断に委ねられるが、キャプテンアシスタントたちや、すでにチーム入りを決めている8人のメンバーたちの話しも聞くことになる。

私の計画としては、コミュニケーションを密にして、誰が残りの4人としてチームにうまく溶け込むかを考えることだ。秋の大会も注意深く見るつもりだ。リッキー・ファウラーやフィル・ミケルソン、パトリック・リード、ゲーリー・ウッドランド、ジョーダン・スピースらのように、世界的なプレーヤーでありながら、まだチームに入っていない選手も多い。そして、秋のシリーズでは、プロ転向からまもなくして活躍を見せるマシュー・ウルフとコリン・モリカワという2人のルーキーを見るのも楽しみだ。

ブルックスやジャスティン・トーマスらはオーストラリアに行くのも初めてだし、彼らにとっては全く新しい経験になる。ロイヤルメルボルンGCがいかにすばらしいコースで、サンドベルト地帯のコースを彼らに見せるのが楽しみでならない。

チームにとってルーキーたちが、いかにしてプレッシャーと対峙するかを見てみたいと思っている。なぜなら、ゴルフにはない空気を感じることができるからだ。ありがたいことに、初出場のザンダーもパトリック（キャントレー）もとてもソリッドな選手だから大丈夫だろう。

ロイヤルメルボルンでの経験はとてもすばらしいものになるだろう。私自身は2回戦っているが、選手がどのようにコースを攻めるか興味がある。98年に初めてプレーしたときは、とにかくコースが“速い”ということに驚いた。風も大きな要素になる。北風がコースに吹き込めば、コースは一変してとても難しく、さらに暑さも加わると、コースはとんでもなく挑戦的な場所になる。

ボールがとにかく転がるということにも楽しみを覚えるはずだ。フェアウェイでもそうだし、グリーン上でもそうだ。サンドベルト地帯でのプレーを経験した者ならば、地球上でもっともすばらしいコースだと言うだろう。とてもユニークな経験で、ベストなゴルフになるだろう。