結局、クーチャーは現地キャディに追加で謝礼を支払い、現地キャディの「手取り」は約50万円から500万円に増えた。
第3者によるSNS上での指摘に端を発したこの出来事を「SNSの力」「民意のパワー」と評価する声が聞かれた一方で、なんとなく後味が悪い印象は拭えないと私は感じている。
全米女子オープン開幕前には、かつてのウッズのコーチだったハンク・ヘイニーが韓国人選手に対する差別的、侮辱的な言葉を口にして、国内外から批判の声が噴出した。ヘイニーはレギュラー出演していたラジオ番組から降板させられるなど、事実上、失脚した。
そして男子の全米オープン開幕前には、USGAのコース設定に対する激しい批判の声が選手たちから上がるなど、あのころはショッキングな出来事の連続だった。
選手たちの主張は「USGAは難しいコースではなくアンフェアコース、アンプレアブルなコースを作っている」というもの。ボイコットまで考えていた選手が実際にいたという事実は、米ゴルフ界のみならず世界のゴルフ界を驚かせた。
だが、批判の嵐は、世界ナンバー1のブルックス・ケプカの「エクスキューズは聞きたくない。黙ってプレーするのみ。フェアウエイとグリーンをしっかり捉えていれば、何も問題はないはずだ」という強烈な一言によってトーンダウン。そして、ゲーリー・ウッドランドの見事な勝利によって騒動はほぼ収束した。
第3者によるSNS上での指摘に端を発したこの出来事を「SNSの力」「民意のパワー」と評価する声が聞かれた一方で、なんとなく後味が悪い印象は拭えないと私は感じている。
全米女子オープン開幕前には、かつてのウッズのコーチだったハンク・ヘイニーが韓国人選手に対する差別的、侮辱的な言葉を口にして、国内外から批判の声が噴出した。ヘイニーはレギュラー出演していたラジオ番組から降板させられるなど、事実上、失脚した。
そして男子の全米オープン開幕前には、USGAのコース設定に対する激しい批判の声が選手たちから上がるなど、あのころはショッキングな出来事の連続だった。
選手たちの主張は「USGAは難しいコースではなくアンフェアコース、アンプレアブルなコースを作っている」というもの。ボイコットまで考えていた選手が実際にいたという事実は、米ゴルフ界のみならず世界のゴルフ界を驚かせた。
だが、批判の嵐は、世界ナンバー1のブルックス・ケプカの「エクスキューズは聞きたくない。黙ってプレーするのみ。フェアウエイとグリーンをしっかり捉えていれば、何も問題はないはずだ」という強烈な一言によってトーンダウン。そして、ゲーリー・ウッドランドの見事な勝利によって騒動はほぼ収束した。