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ガルシアの小さいインパクトは、唯一無二の“シャローダウン”が理由だった【超一流のスイング術】

ガルシアの小さいインパクトは、唯一無二の“シャローダウン”が理由だった【超一流のスイング術】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2020年6月10日 08時12分

アドレスよりもインパクトのほうが体が小さくなる! ガルシアのスイングを井上透が解説
アドレスよりもインパクトのほうが体が小さくなる! ガルシアのスイングを井上透が解説 (撮影:GettyImages)
15歳で「欧州アマチュア選手権」を制し、16歳で「全英オープン」に出場。かつて“神の子”と呼ばれたセルヒオ・ガルシア(スペイン)も今年で40歳になった。これまでに欧州ツアーで16勝、米ツアーで10勝を挙げている。2017年にジャスティン・ローズと争って勝った「マスターズ」が記憶に新しい。メジャー74試合目での悲願の優勝だった。今シーズンの米ツアーでは目立った成績がないものの、ドライビングディスタンスは316.6ヤードで5位。40歳にしてなぜそんなに飛ばせるのか。最先端のスイング理論に精通しているプロコーチの井上透氏が解説する。

手元が恐ろしく低い位置に下りてくる ガルシアの個性的なスイング【連続写真】

ガルシアのスイングはすべてが特徴的です。バックスイングでは回転動作よりも、右ワキ腹が伸びて左ワキ腹が縮む側屈動作の方が大きい。頭が右方向に動くのも左に倒れながら上げているから。そしてバックスイングを上げている間に、今度は右方向に倒れる準備を始めている。体を揺らして打っている感じです。

彼がすごいのは、オーバースイングにならないところ。ガルシアの動きを真似しようとすると、体が左方向に倒れるので、オーバースイングになりやすいんです。早めに右方向に倒れて切り返すことによって、ヘッドがオーバースイング方向に垂れることはありません。それにガルシアは動き続けているので、トップというものが存在しない。それが爆発的なタメ動作にもつながっていて、その深い手首の角度をインパクトで戻してこられるので、効率的に球を飛ばすことができるんです。

もともとガルシアがデビューした20年前は、手首をこれだけ使っていることが上手いという人がいる一方で、安定性に欠けるのではないかとネガティブにとらえる人もいました。でも、ドライバーの平均飛距離とフェアウェイキープ率の順位を合算したトータルドライビングで1位(2001年)を獲るなど、実際には飛んで曲がらない選手だったわけです。歳を取っても活躍できるのは、クラブワークが卓越しているからとも言えます。青木功さんもしかりですね。

次にフットワークを見ていきましょう。アドレスで左ツマ先を開いておいて、切り返しで左カカトをアウトステップして打っています。ツマ先を開いたままだとカカト方向にウェートが逃げてしまうので、この踏み込み動作を意識的にやっている可能性があります。どちらもやってみて、ガルシアにとっては左ツマ先に重心をかけたほうが飛んだ。そういう理由だと思います。

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