そう、優勝にはわずかに届かなかった。だが、マスターズ前週にチャージをかけて2位タイ。迷った末に今大会に出場した甲斐は十分にあった。「試合に出て新たな発見があった。(マスターズは)ゴルフの内容が落ちついてできそうなのは救いかな。頑張りたい」。
新型コロナウイルスに感染し、今大会で戦線復帰したダスティン・ジョンソンは、いきなり優勝争いに絡み、世界ナンバー1の底力を誇示した。しかし、上がり3ホールは彼にしては詰めが甘く、いずれもパーどまりとなって、松山と並ぶ2位タイに甘んじた。
だが、DJも松山も、いい流れでオーガスタ・ナショナルに向かうことができる。それは、彼らにとって今、最大の収穫だった。
そんなビッグな2人の猛追を交わし、米ツアー初優勝を挙げたのはメキシコ出身の29歳、カルロス・オルティスだった。
最終日のプレーは、ほとんどノーミス。プレッシャーがかかる上がり3ホールでも焦りの色はまったく感じられない戦いぶりだった。
パーで優勝という状況で迎えた72ホール目。6メートルのバーディパットを沈め、2位に2打差をつけて余裕の勝利。初優勝とは思えないほどの強いメンタリティを見せつけた場面だったが、あれは下部ツアーで3勝を挙げた経験と実績に裏打ちされた自信の表れだったのだと私は思う。
新型コロナウイルスに感染し、今大会で戦線復帰したダスティン・ジョンソンは、いきなり優勝争いに絡み、世界ナンバー1の底力を誇示した。しかし、上がり3ホールは彼にしては詰めが甘く、いずれもパーどまりとなって、松山と並ぶ2位タイに甘んじた。
だが、DJも松山も、いい流れでオーガスタ・ナショナルに向かうことができる。それは、彼らにとって今、最大の収穫だった。
そんなビッグな2人の猛追を交わし、米ツアー初優勝を挙げたのはメキシコ出身の29歳、カルロス・オルティスだった。
最終日のプレーは、ほとんどノーミス。プレッシャーがかかる上がり3ホールでも焦りの色はまったく感じられない戦いぶりだった。
パーで優勝という状況で迎えた72ホール目。6メートルのバーディパットを沈め、2位に2打差をつけて余裕の勝利。初優勝とは思えないほどの強いメンタリティを見せつけた場面だったが、あれは下部ツアーで3勝を挙げた経験と実績に裏打ちされた自信の表れだったのだと私は思う。