しかし、結果はあえなく予選落ち。以後、ジョーンズの成績は振るわなくなり、2016年ごろからはすっかり低迷。この7年間は「勝てなかった7年」というより、米ツアーに「しがみついてきた7年」だった。
どんなときも心の拠り所となっていたのは、6歳のときに抱いた「ノーマンのような選手になりたい」という強い想いだった。
その想いを、ノーマンと言葉を交わして以来「34年ぶり」に実現し、難コースのPGAナショナルを「14年ぶり」に制覇し、米ツアーで「7年ぶり」の復活優勝をついに遂げた。生涯2度目のマスターズ出場も叶い、大慌てでオーガスタ・ナショナルに乗り込んだ初出場のときとは異なり、今回は2週間の余裕を持って挑むことができる。
「そういう何もかもが素晴らしい。未来が開け、未来を築いていけることが何よりうれしく、素晴らしい」
「石の上にも3年」という言葉があるが、「7年」「13年」「34年」を耐え抜いたジョーンズが輝く未来を掴んだことは、大勢の人々に勇気と元気をもたらしたのではないだろうか。
文・舩越園子(ゴルフジャーナリスト)
どんなときも心の拠り所となっていたのは、6歳のときに抱いた「ノーマンのような選手になりたい」という強い想いだった。
その想いを、ノーマンと言葉を交わして以来「34年ぶり」に実現し、難コースのPGAナショナルを「14年ぶり」に制覇し、米ツアーで「7年ぶり」の復活優勝をついに遂げた。生涯2度目のマスターズ出場も叶い、大慌てでオーガスタ・ナショナルに乗り込んだ初出場のときとは異なり、今回は2週間の余裕を持って挑むことができる。
「そういう何もかもが素晴らしい。未来が開け、未来を築いていけることが何よりうれしく、素晴らしい」
「石の上にも3年」という言葉があるが、「7年」「13年」「34年」を耐え抜いたジョーンズが輝く未来を掴んだことは、大勢の人々に勇気と元気をもたらしたのではないだろうか。
文・舩越園子(ゴルフジャーナリスト)