しかし、シュワーツェルがディフェンディング・チャンピオンとして2012年マスターズ覇者のバッバ・ワトソンにグリーンジャケットを羽織らせたとき、ワトソンに敗北したのはウーストハウゼンで、そんな親友の悔し涙を知りながらワトソンにグリーンジャケットを羽織らせたシュワーツェルは胸がつぶれそうだったに違いない。
この10数年、悲喜こもごもの激動を経験してきたこの4人が、今大会でそれぞれ同郷どうしでペアを組み、優勝を競い合った姿には、世界のゴルフ界の歴史のうねりを感じさせられた。
最終日の終盤は、チーム戦ならではのプレッシャーが4人全員に重くのしかかり、ミスが頻発していたが、そのミスをカバーし合う戦いぶりが、とても健気で温かった。勝敗はプレーオフにもつれ込み、ウーストハウゼンがティショットを池に入れた南ア・ペアを、オーストラリア・ペアがパーで下して勝利。リーシュマンは通算6勝目、スミスは3勝目を挙げた。
南アの2人は惜敗したが、今週の欧州ツアーの大会、「グラン・カナリック・ロペサン・オープン」を制したのは、南アの新星、ガリック・ヒーゴだった。まだ21歳にして、早くも欧州ツアー2勝目を挙げた。
こうやって世界のあちらこちらから新星が現れては実力を伸ばし、次々にツアー優勝者へ、メジャー優勝者へと育っていく。
松山が日本初、アジア初のマスターズ・チャンピオンに輝いたことは歴史的な偉業達成であり、言うまでもなく素晴らしい。だが、世界の舞台には松山に続く若い選手がまだ見当たらず、今大会でもジャパン・ペアがゼロだったことは、ゴルフの長い歴史と高い人気を誇る日本にとっては少々淋しい現実である。
この10数年、悲喜こもごもの激動を経験してきたこの4人が、今大会でそれぞれ同郷どうしでペアを組み、優勝を競い合った姿には、世界のゴルフ界の歴史のうねりを感じさせられた。
最終日の終盤は、チーム戦ならではのプレッシャーが4人全員に重くのしかかり、ミスが頻発していたが、そのミスをカバーし合う戦いぶりが、とても健気で温かった。勝敗はプレーオフにもつれ込み、ウーストハウゼンがティショットを池に入れた南ア・ペアを、オーストラリア・ペアがパーで下して勝利。リーシュマンは通算6勝目、スミスは3勝目を挙げた。
南アの2人は惜敗したが、今週の欧州ツアーの大会、「グラン・カナリック・ロペサン・オープン」を制したのは、南アの新星、ガリック・ヒーゴだった。まだ21歳にして、早くも欧州ツアー2勝目を挙げた。
こうやって世界のあちらこちらから新星が現れては実力を伸ばし、次々にツアー優勝者へ、メジャー優勝者へと育っていく。
松山が日本初、アジア初のマスターズ・チャンピオンに輝いたことは歴史的な偉業達成であり、言うまでもなく素晴らしい。だが、世界の舞台には松山に続く若い選手がまだ見当たらず、今大会でもジャパン・ペアがゼロだったことは、ゴルフの長い歴史と高い人気を誇る日本にとっては少々淋しい現実である。