スピースはそう願い続けてきたが、以後、彼はメジャー3勝のチャンピオンになりながらも、どうしてだか今大会ではトップ10入りすらできず、デビュー戦の16位タイがベストフィニッシュのままだった。
大会名がAT&Tバイロン・ネルソンに変わり、開催コースが初めてTPCクレッグ・ランチに変わった今年、スピースは9位タイに食い込んで自身初のトップ10入りを果たしたが、「この大会で勝ちたい」という想いは今年も叶いそうで叶わず、またしても悲願のままとなった。
その傍らで、「米ツアーで勝ちたい」という悲願を叶えたのは、かつて日本ツアーでも戦っていた29歳の韓国人、イ・キョンフンだった。
12年から15年にかけて、日本と韓国の双方でプレーしていたキョンフンは、16年に渡米。下部ツアーを経て米ツアーに辿り着いたが、優勝にはどうしても手が届かなかった。
しかし米ツアー通算80試合目となった今大会で「これまで決して変えなかったパターを思い切って持ち替えたら好調になった」。持ち前の精度の高いアイアンショットのキレ味は鋭く、ピンそばにつけてはパットを沈めた今週のゴルフは、他選手たちを引き離し、最終日は悪天候によるサスペンデッドをモノともせず、2位に3打差を付けての初勝利へと導いた。堂々たるプレーぶりで、キョンフンの「悲願」は、ついに達成された。
この大会で勝利を挙げた韓国人選手は13年のべ・サンムン、19年のサン・カンに次いで3人目。米ツアーで勝利を挙げた韓国人選手は8人目となった。
大会名がAT&Tバイロン・ネルソンに変わり、開催コースが初めてTPCクレッグ・ランチに変わった今年、スピースは9位タイに食い込んで自身初のトップ10入りを果たしたが、「この大会で勝ちたい」という想いは今年も叶いそうで叶わず、またしても悲願のままとなった。
その傍らで、「米ツアーで勝ちたい」という悲願を叶えたのは、かつて日本ツアーでも戦っていた29歳の韓国人、イ・キョンフンだった。
12年から15年にかけて、日本と韓国の双方でプレーしていたキョンフンは、16年に渡米。下部ツアーを経て米ツアーに辿り着いたが、優勝にはどうしても手が届かなかった。
しかし米ツアー通算80試合目となった今大会で「これまで決して変えなかったパターを思い切って持ち替えたら好調になった」。持ち前の精度の高いアイアンショットのキレ味は鋭く、ピンそばにつけてはパットを沈めた今週のゴルフは、他選手たちを引き離し、最終日は悪天候によるサスペンデッドをモノともせず、2位に3打差を付けての初勝利へと導いた。堂々たるプレーぶりで、キョンフンの「悲願」は、ついに達成された。
この大会で勝利を挙げた韓国人選手は13年のべ・サンムン、19年のサン・カンに次いで3人目。米ツアーで勝利を挙げた韓国人選手は8人目となった。