コースの設計は鬼才と呼ばれた名匠ピート・ダイ。「ザ・プレーヤーズ選手権」が行われるTPCソーグラス スタジアムコースを設計したことでも有名だ。「ピート・ダイの設計で面白いと思ったのは、コースが1番から18番に戻ってくる間に8を横にした形になっているんですよ」。
杉澤氏がいうように、1番から4番ホールまでは西から東に向かってコースが続いていく。そして5番ホールで折り返すと、13番ホールまでの9ホールは東に向かって進む。14番から18番までの上がり4ホールはまた東に。それをなぞっていくと、8の字を横にした∞の形になる。
「もし西から風が吹いていたら、5番から13番まで9ホールずっとアゲンストなんです。これがとてもやっかいで、心が折れてしまう。さらにいうと、折り返す両サイドのホールが5番と14番で、どちらもパー3。ここがピート・ダイだなぁと感じます。ものすごいアゲインストやフォローで打っていたのが、同じ距離でも3番手とか4番手変わってくるわけです。風向きはわかっても、番手がわからなくなりますよね。
当然、フォローとアゲンストの打ち方は違いますから、フォローでは風に乗せて打っていたのが、アゲンストでは球を抑えたりしなくてはいけない。左右の風でも入れ替わるので、それまで左からの風で引っ張って打っていたのが、右からの風では押し出すように打つとか変わってくる。そういう舞台作りはさすがピート・ダイだなと思います」
リンクスコースでアップダウンはないが、フェアウェイには傾斜がつけられている。「フェアウェイの傾斜と、風の向きとグリーンの傾斜を読んで、球筋を作らないといけない。グリーンでボールを止めるために、どんな球を打つのかに着目すると面白い。左に曲がりやすいツマ先が上がりの傾斜で右から風が吹いたとき、フックを打っていくのか、それともカットを打つのか、そうやって見るとショットのすごさが伝わってくると思います」
■すべてのパー3が難易度が高い
この折り返しの5番と14番を含めて、パー3のすべてが難しいと杉澤氏はいう。「パー3は5、8、14、17番。難易度でいうと、難しいほうからベスト7に4つ全部入ってきます。そんなかでは14番(238ヤード)が一番難しいといわれています。そのくらいパー3をどうしのぐかが肝になってきますね」
杉澤氏がいうように、1番から4番ホールまでは西から東に向かってコースが続いていく。そして5番ホールで折り返すと、13番ホールまでの9ホールは東に向かって進む。14番から18番までの上がり4ホールはまた東に。それをなぞっていくと、8の字を横にした∞の形になる。
「もし西から風が吹いていたら、5番から13番まで9ホールずっとアゲンストなんです。これがとてもやっかいで、心が折れてしまう。さらにいうと、折り返す両サイドのホールが5番と14番で、どちらもパー3。ここがピート・ダイだなぁと感じます。ものすごいアゲインストやフォローで打っていたのが、同じ距離でも3番手とか4番手変わってくるわけです。風向きはわかっても、番手がわからなくなりますよね。
当然、フォローとアゲンストの打ち方は違いますから、フォローでは風に乗せて打っていたのが、アゲンストでは球を抑えたりしなくてはいけない。左右の風でも入れ替わるので、それまで左からの風で引っ張って打っていたのが、右からの風では押し出すように打つとか変わってくる。そういう舞台作りはさすがピート・ダイだなと思います」
リンクスコースでアップダウンはないが、フェアウェイには傾斜がつけられている。「フェアウェイの傾斜と、風の向きとグリーンの傾斜を読んで、球筋を作らないといけない。グリーンでボールを止めるために、どんな球を打つのかに着目すると面白い。左に曲がりやすいツマ先が上がりの傾斜で右から風が吹いたとき、フックを打っていくのか、それともカットを打つのか、そうやって見るとショットのすごさが伝わってくると思います」
■すべてのパー3が難易度が高い
この折り返しの5番と14番を含めて、パー3のすべてが難しいと杉澤氏はいう。「パー3は5、8、14、17番。難易度でいうと、難しいほうからベスト7に4つ全部入ってきます。そんなかでは14番(238ヤード)が一番難しいといわれています。そのくらいパー3をどうしのぐかが肝になってきますね」