＜全米プロゴルフ選手権　事前情報◇19日◇キアワ・アイランド・ゴルフリゾート オーシャンコース（サウスカロライナ州）◇7876ヤード・パー72＞

強い海風が吹けばコースの表情がガラリと変わるキアワ・アイランド・ゴルフリゾート オーシャンコース。「全米プロゴルフ選手権」の開幕を前に、米国に渡って松山英樹のクラブを担当するスリクソンのツアーレップ、宮野敏一氏に改めて松山のクラブについて聞いた。

髪の毛一本分凹んで見える顔ってどんな顔？【写真】

優勝したマスターズからのクラブ変更は5番ウッドくらい。先週から5番ウッドを入れていて、ユーティリティか、『ZX5』の4番アイアンの3本をコースコンディションによって使い分けるようだ。「今週は多分5番ウッドを入れます。特にこのコースだからという意味ではないと思います」と宮野氏は話す。

宮野氏といえば、試合会場でペンを持ち歩いて、ドライバーのヘッドを松山の好みに合わせてペイントするのが日課となっている。松山のドライバーと市販品を見比べてみると、松山が使うドライバー『ZX5』はフェースの面とクラウンの色がクッキリ分かれているのに対し、市販品はフェースとクラウンはどちらも黒い。ここに松山のこだわりがある。

「松山選手は逃げて見える顔よりも、真っすぐでつかまって見える顔を好みます。ドライバーのフェースは曲面なので、フェースの真ん中からトゥ側とヒール側に丸みを帯びてマスクラインが乗るのが通常です。それがあまり好きではないんです」