最も若い中島が「松山さん、金谷さん、男子だけじゃなく笹生選手、畑岡選手も、日本にいいニュースを届けてくれている」、「だから自分も」と堂々言い切る姿を傍目にすれば、松山も後輩に負けてはいられないと感じ、自ずと奮起するはずである。

そうしたすべてのプラスの相乗効果で、松山、金谷、中島の日本勢が一層大きく世界へ羽ばたいていく。

2022年は、そんな新時代の幕開けであり、日本のエース松山の今週の見事な優勝は、新たな時代の始まりを告げるファンファーレになった。

文/舩越園子（ゴルフジャーナリスト）