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全米プロはJ・トーマス優勝 勝者と敗者の笑顔がうれしい【舩越園子コラム】

全米プロはJ・トーマス優勝 勝者と敗者の笑顔がうれしい【舩越園子コラム】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2022年5月23日 12時00分

未勝利選手たちと比べれば、トーマスはすでにベテランの域。とはいえ、彼が歩んできた道程は、決して平坦ではなかった。

2015年からPGAツアー参戦を開始したものの、最初のうちは惜敗ばかりを繰り返していたトーマスには「ジョーダン・スピースの親友」という枕詞が常に付されていた。

2016年に初優勝を挙げてからは、次々に勝利を重ね、トッププレーヤーと化していったが、成績アップと比例して、ストレートな物言いが目立ち始め、物議を醸したことも多々あった。

昨年1月の「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」では、パットを外した際に差別的な言葉を思わず発してしまい、長年のウェア契約先だったラルフローレンから即座に契約を解消された。2月には最愛の祖父が他界。その直後に、ツアーで最も親しくしているタイガー・ウッズ(米国)が交通事故で瀕死の重傷を負い、トーマスの心は大揺れするばかりだった。

しかし、ロゴ無しのウェアで戦った3月の「ザ・プレーヤーズ選手権」で通算14勝目を挙げると、まるで少年のように号泣し、「これからはゴルファーとしてより人間として成長したい」と語った姿が印象的だった。

そうやって人生の山谷を越えてきたおかげなのだろう。今大会のトーマスは、静かな心で、一打一打を黙々とこなしていた。

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