前週の「3Mオープン」で5打差をひっくり返す大逆転勝利を挙げた32歳の米国人選手、トニー・フィナウが、今週の「ロケット・モーゲージ・クラシック」でも勝利。PGAツアーにおける今季初の2週連続優勝と自身の通算4勝目を飾った。
フィナウの勝負服 先週はこのストライプ柄【写真】
2011年に最愛の母親を交通事故で失ったフィナウは、それ以来、最終日は彼女が一番好きだったグリーンのシャツを着て戦うと決めている。先週は緑と白のストライプのシャツで、今週はライトグリーンの無地のシャツ。大会記録を更新する通算26アンダーでの快勝は、天国の母親に導かれた面もあったのかもしれない。
だが、フィナウは「いろんな犠牲を払いながら僕を応援し続けてくれた妻や家族のおかげ。周囲のみんなのサポートのおかげだ」と涙ぐみ、「この優勝が次世代の子どもたちの希望や励みになってくれたらいい」と目を輝かせていた。
この2週間だけを見れば、実に輝かしいキャリアに見える。だが、振り返れば、ずいぶん長い道程だった。
07年にプロ転向したものの、草の根のミニツアーや下部ツアー、カナダなどを転戦していた下積み時代は、実に8年間に及んだ。転戦費用やエントリーフィーを賄うために、バーテンダーや店員などのアルバイトに時間を費やした日々は、思うように練習時間が取れず、焦燥感にさいなまれた。
フィナウの勝負服 先週はこのストライプ柄【写真】
2011年に最愛の母親を交通事故で失ったフィナウは、それ以来、最終日は彼女が一番好きだったグリーンのシャツを着て戦うと決めている。先週は緑と白のストライプのシャツで、今週はライトグリーンの無地のシャツ。大会記録を更新する通算26アンダーでの快勝は、天国の母親に導かれた面もあったのかもしれない。
だが、フィナウは「いろんな犠牲を払いながら僕を応援し続けてくれた妻や家族のおかげ。周囲のみんなのサポートのおかげだ」と涙ぐみ、「この優勝が次世代の子どもたちの希望や励みになってくれたらいい」と目を輝かせていた。
この2週間だけを見れば、実に輝かしいキャリアに見える。だが、振り返れば、ずいぶん長い道程だった。
07年にプロ転向したものの、草の根のミニツアーや下部ツアー、カナダなどを転戦していた下積み時代は、実に8年間に及んだ。転戦費用やエントリーフィーを賄うために、バーテンダーや店員などのアルバイトに時間を費やした日々は、思うように練習時間が取れず、焦燥感にさいなまれた。