もちろん米国だってスター誕生を待ち望んでいることに変わりはない。が、同時に彼らはスター性があるとは思えないような選手をスターに祭り上げ、仕立て上げる術を持っている。だから、能動的、積極的にスターを増やしていくことができる。近年、そうやって創出されたスターの典型がジェイソン・ダフナーだ。
どう見てもイケメンとは言い難く、とぼけた風貌のダフナー。彼が最初に大きな注目を浴びたのは2011年の全米プロで惜敗したときだった。以後、調子を上げ、12年に2勝を挙げたダフナーは、戦績面ではスターと呼べるレベルに達し始めたが、一般のゴルフファンの間での認知度や人気は今一つだった。
だが、13年の初夏のころ、あのダフナリングが大流行したおかげで、ダフナーはまさにスターと化し、そして8月に全米プロを制したことで、彼は押しも押されもせぬビッグスターになった。
ダフナリング――米ゴルフ界では、今や誰もが知る言葉。あるチャリティに参加し、幼い子供たちと一緒に教室の床に座っていたダフナーのうつろな目とだらっとした座り姿勢の写真。一目見たら思わず吹き出してしまいそうなぐらい、写真の中のダフナーのポーズは、おとぼけムードに溢れていた。
その写真が流出するやいなや、ローリー・マキロイやバッバ・ワトソン、リッキー・ファウラーといったツアー仲間たちがダフナーのポーズの真似をしては写真に撮って次々にツイート。「僕もダフナーしています=ダフナリング(Dufner+ing)」
それからというもの、米ゴルフ界では大流行したダフナリング現象を活用するシーンが多々見られた。
どう見てもイケメンとは言い難く、とぼけた風貌のダフナー。彼が最初に大きな注目を浴びたのは2011年の全米プロで惜敗したときだった。以後、調子を上げ、12年に2勝を挙げたダフナーは、戦績面ではスターと呼べるレベルに達し始めたが、一般のゴルフファンの間での認知度や人気は今一つだった。
だが、13年の初夏のころ、あのダフナリングが大流行したおかげで、ダフナーはまさにスターと化し、そして8月に全米プロを制したことで、彼は押しも押されもせぬビッグスターになった。
ダフナリング――米ゴルフ界では、今や誰もが知る言葉。あるチャリティに参加し、幼い子供たちと一緒に教室の床に座っていたダフナーのうつろな目とだらっとした座り姿勢の写真。一目見たら思わず吹き出してしまいそうなぐらい、写真の中のダフナーのポーズは、おとぼけムードに溢れていた。
その写真が流出するやいなや、ローリー・マキロイやバッバ・ワトソン、リッキー・ファウラーといったツアー仲間たちがダフナーのポーズの真似をしては写真に撮って次々にツイート。「僕もダフナーしています=ダフナリング(Dufner+ing)」
それからというもの、米ゴルフ界では大流行したダフナリング現象を活用するシーンが多々見られた。