そんなゴルフの奥義と厳しさを身を持って誰よりも痛感させられたのは、言うまでもなく、そうやって惜敗した松山自身。だから彼は、せっかく持っていた「いい」を保ち続けることができなかった最終日の「全ホールが悔しい」と言ったのだ。
「自分の中のフィーリングを、もっと最終日のプレーで出せるようになりたい。自分の出した感覚と今の(目の前で求められる)感覚と近づけたい。でも、そのために何をやったらいいのか。それはわからないけど、練習して、自信を持ってプレーできるようになりたい。そのために練習していきたい」
何をやったらいいのか――。松山は「わからない」と言ったけれど、わからないなりに試行錯誤を続け、最終日の優勝争いをもっともっと続けていけば、きっと答えは見えてくる。「いい」が最後まで持続できなかった今週は、勝利を逃したが、「それでもこの位置で終われたのは、少しは成長しているのかな」。
18ホール全ホールの悔しさを、最後には前向きな言葉に変えた松山は、「全ホール良かった」と満足げに笑う快心の勝利を近いうちにきっと挙げるだろう。
文 舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)
「自分の中のフィーリングを、もっと最終日のプレーで出せるようになりたい。自分の出した感覚と今の(目の前で求められる)感覚と近づけたい。でも、そのために何をやったらいいのか。それはわからないけど、練習して、自信を持ってプレーできるようになりたい。そのために練習していきたい」
何をやったらいいのか――。松山は「わからない」と言ったけれど、わからないなりに試行錯誤を続け、最終日の優勝争いをもっともっと続けていけば、きっと答えは見えてくる。「いい」が最後まで持続できなかった今週は、勝利を逃したが、「それでもこの位置で終われたのは、少しは成長しているのかな」。
18ホール全ホールの悔しさを、最後には前向きな言葉に変えた松山は、「全ホール良かった」と満足げに笑う快心の勝利を近いうちにきっと挙げるだろう。
文 舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)