「2位に7打差の単独首位で最終日を迎えて勝てなかった選手は一人もいない」――そんな米ツアーの記録は、2位に7打差の単独首位でザ・プレーヤーズ選手権最終日を迎えたウェブ・シンプソン(米国)にとって、「だから安泰」という太鼓判にはならず、むしろ「その記録を覆して負けたら…」というプレッシャーになっていたのだと思う。
【動画】ウッズ ザ・プレーヤーズ選手権での猛チャージの一幕
3日目に「65」をマークして猛チャージを見せたタイガー・ウッズ(米国)とは、それでも11打の差があった。だが「10アンダーだって出せていた」と真顔で3日目のラウンドを振り返ったウッズが、その言葉を最終日に現実化する可能性はもちろんあった。実際、ウッズは最終日も次々にバーディを奪って、足踏みしていたシンプソンに忍び寄った。
シンプソンが逃げ切るか、それともウッズが追いつくか。2つの可能性の分岐点はシンプソンのパーパットがカップに蹴られた8番あたりで訪れた。10番でもボギーを喫し、ウッズとの差は5打まで縮まった。シンプソンの表情はみるみる硬くなっていった。
だが、その直後、今度はウッズの表情が硬くなっていった。14番でパーパットがカップに蹴られてボギーを喫すると、16番ではバーディチャンスを逃し、浮き島グリーンの17番では池に届かず、ダブルボギー。ウッズの大逆転優勝は夢と化した。
「残り4、5ホールで、なんとかしてウェブに追いつきたかったが、そうはならなかった。ウェブは、すべてにおいて、本当にいいプレーをしていた」
【動画】ウッズ ザ・プレーヤーズ選手権での猛チャージの一幕
3日目に「65」をマークして猛チャージを見せたタイガー・ウッズ(米国)とは、それでも11打の差があった。だが「10アンダーだって出せていた」と真顔で3日目のラウンドを振り返ったウッズが、その言葉を最終日に現実化する可能性はもちろんあった。実際、ウッズは最終日も次々にバーディを奪って、足踏みしていたシンプソンに忍び寄った。
シンプソンが逃げ切るか、それともウッズが追いつくか。2つの可能性の分岐点はシンプソンのパーパットがカップに蹴られた8番あたりで訪れた。10番でもボギーを喫し、ウッズとの差は5打まで縮まった。シンプソンの表情はみるみる硬くなっていった。
だが、その直後、今度はウッズの表情が硬くなっていった。14番でパーパットがカップに蹴られてボギーを喫すると、16番ではバーディチャンスを逃し、浮き島グリーンの17番では池に届かず、ダブルボギー。ウッズの大逆転優勝は夢と化した。
「残り4、5ホールで、なんとかしてウェブに追いつきたかったが、そうはならなかった。ウェブは、すべてにおいて、本当にいいプレーをしていた」