だが、「ウッズ祭り」とは別建てで、さらに話題が尽きないところが米ツアーと今大会の素晴らしさであり、それこそが歴史の証明なのだ。
松山とともに初日を首位発進したホアキン・ニーマンはチリ出身の19歳。ラテン・アメリカ・アマチュア選手権のプレーオフで惜敗し、昨年のマスターズは出場を逃がして「観戦するためにオーガスタへ行った」。だが、今年は同大会を制して「今年はマスターズに出るためにオーガスタへ行った」。
その2週間後にプロ転向。何をどれだけ稼げば米ツアーのテンポラリーメンバーになれるかも知らぬまま今大会に挑み、6位になってテンポラリーメンバーへ。米ツアーの選手層は、そうやってどんどん厚みを増していく。
世界ナンバー1になったジャスティン・トーマス(米国)は、今週、初めて世界一の立場で試合に臨み、8位になってしっかり王座を維持。ゴルフ界の新たな担い手への道を進もうとしている。
そのトーマスをはじめとする昨今のビッグネームたちがなかなか優勝争いに絡み切れない中、サンデーアフタヌーンを賑わせたのはブライソン・デシャンボー、カイル・スタンレー(ともに米国)、アン・ビョンハン(韓国)といった新たな顔ぶれだった。
優勝争い終盤。18番グリーン脇に座っていたニクラスが、カメラを持ってすぐそばに立っていた私に「デシャンボーは15アンダー? スタンリーは17番でバーディー獲ったかい?」と尋ねてきた。「イエス、サー! 2人は15アンダーで並んでいます」と答えると「エキサイティング!」と目を輝かせた。
松山とともに初日を首位発進したホアキン・ニーマンはチリ出身の19歳。ラテン・アメリカ・アマチュア選手権のプレーオフで惜敗し、昨年のマスターズは出場を逃がして「観戦するためにオーガスタへ行った」。だが、今年は同大会を制して「今年はマスターズに出るためにオーガスタへ行った」。
その2週間後にプロ転向。何をどれだけ稼げば米ツアーのテンポラリーメンバーになれるかも知らぬまま今大会に挑み、6位になってテンポラリーメンバーへ。米ツアーの選手層は、そうやってどんどん厚みを増していく。
世界ナンバー1になったジャスティン・トーマス(米国)は、今週、初めて世界一の立場で試合に臨み、8位になってしっかり王座を維持。ゴルフ界の新たな担い手への道を進もうとしている。
そのトーマスをはじめとする昨今のビッグネームたちがなかなか優勝争いに絡み切れない中、サンデーアフタヌーンを賑わせたのはブライソン・デシャンボー、カイル・スタンレー(ともに米国)、アン・ビョンハン(韓国)といった新たな顔ぶれだった。
優勝争い終盤。18番グリーン脇に座っていたニクラスが、カメラを持ってすぐそばに立っていた私に「デシャンボーは15アンダー? スタンリーは17番でバーディー獲ったかい?」と尋ねてきた。「イエス、サー! 2人は15アンダーで並んでいます」と答えると「エキサイティング!」と目を輝かせた。