PGAツアー
米国男子
フェデックス・セントジュード選手権
日程 2024年8月15日-8月18日賞金総額 $20,000,000
TV/ネット放送予定逆転され、再逆転 松山英樹を10勝目に導いたプラス思考【舩越園子コラム】
プレーオフシリーズ初優勝をつかんだ松山英樹。強さの根底にあるものとは。
所属 ライター
舩越 園子 / Sonoko Funakoshi
配信日時: 2024年8月19日 03時00分
それは松山がどこまでもプラス思考を抱き続けていたからだと私は思う。
15番でダブルボギーを喫したときでさえ、松山は「まだ残り3ホールある。切り替えよう」と自身に言い聞かせ、前を向き続けたという。
パー5の16番でバーディパットを沈められず、パーどまりとなったときも「17番、18番はフェアウェイに置ければ、バーディチャンスに付けられるかな」とプラス思考だった。しかし、17番はフェアウェイをとらえられず、ラフにつかまった。それでも松山は「厳しいとは思ったけど、(8メートルの)このパットを入れさえすればと思って、集中して打った」。
17番のバーディパットは、彼がポジティブな姿勢のまま、勝負に出た一打だった。「今週(パットが)入っている流れで打てたと思う」。
今週はいい感じで打てているし、よく入ってくれているのだから、このパットもきっと決められるはずだ――そう考えた松山が土壇場でも抱き続けたプラス思考が、勝負のパットをカップに沈めたのではないだろうか。
18番パー5ではセカンドショットをピン1.5メートルにつけた。ダメ押しのバーディパットを沈めて、逆転からの再逆転劇が完結。ターミネーターのような執拗(しつよう)なゴルフで、キャリアの節目となる通算10勝目を達成した。
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