「17番はパー3は、石川遼選手がバンカーからチップインバーディを決めたホールとして記憶している人も多いでしょう。さらに18番はパー5ですし、2オンも可能。スコアが動く最終ホールでドラマも生まれやすいと言えます。ただし、海の近くということに加え、台風の接近で風も強くなると、その影響も大きいはずです」
■岡山県出身者に地の利?
今年は昨年に続き無観客開催となってしまったが、例年は多くの地元ファンでにぎわいを見せる。山陽新聞をはじめ、地元企業の有志で作り上げられた大会としてこれまで多くの地元選手の活躍でも沸いてきた。そんななか昨年大会を制したのは、プロ1年目の石川怜奈だった。出身はすぐ隣の広島県福山市だが、高校3年間は渋野日向子と同じ岡山県の作陽高で過ごしている。
そして今年は、その準地元の石川に加え、プロアマ合わせて6人の地元選手が出場を予定。そのなかでもひときわ注目が集まるのが小倉彩愛(さえ)だ。
2000年度生まれの小倉はいわゆるプラチナ世代の一角。17年「日本女子オープン」では3日目にホールインワンを達成し、単独3位に入る活躍を見せた。JGAのナショナルチーム入りも果たしたが、19年のプロテストはケガのため本領発揮といかず、今年6月に2度目の挑戦で合格を果たしたばかりだ。
「小倉選手はプロテストに合格後、ここまでステップで1試合、レギュラーでも2試合に出場し、すべて予選通過していますし、ステップではいきなり8位タイに入りました。遅れてきたプラチナ世代の選手で今後が楽しみです。特徴としては決して身長は大きいとはいえませんが、スイングを見ると体幹が強い。スイングアークが大きく、フォローの出方がしっかり打ちたいところに出ていますし、構えたときのアライメントが正確にとれている。ショットがブレない、ショットメーカーの典型です」と下村が絶賛する一人だ。
また、技術面のほかにも「メンタル面も強い」と分析。「ステップは帯同キャディがいません。つまり、瞬時に状況判断をして、自分ですべてをやらなければいけません。そんな判断を冷静かつ迅速にできるように見えます。風、クラブ、そしてピンポジションといった情報への素早い対応力は大きなアドバンテージになります」。
■岡山県出身者に地の利?
今年は昨年に続き無観客開催となってしまったが、例年は多くの地元ファンでにぎわいを見せる。山陽新聞をはじめ、地元企業の有志で作り上げられた大会としてこれまで多くの地元選手の活躍でも沸いてきた。そんななか昨年大会を制したのは、プロ1年目の石川怜奈だった。出身はすぐ隣の広島県福山市だが、高校3年間は渋野日向子と同じ岡山県の作陽高で過ごしている。
そして今年は、その準地元の石川に加え、プロアマ合わせて6人の地元選手が出場を予定。そのなかでもひときわ注目が集まるのが小倉彩愛(さえ)だ。
2000年度生まれの小倉はいわゆるプラチナ世代の一角。17年「日本女子オープン」では3日目にホールインワンを達成し、単独3位に入る活躍を見せた。JGAのナショナルチーム入りも果たしたが、19年のプロテストはケガのため本領発揮といかず、今年6月に2度目の挑戦で合格を果たしたばかりだ。
「小倉選手はプロテストに合格後、ここまでステップで1試合、レギュラーでも2試合に出場し、すべて予選通過していますし、ステップではいきなり8位タイに入りました。遅れてきたプラチナ世代の選手で今後が楽しみです。特徴としては決して身長は大きいとはいえませんが、スイングを見ると体幹が強い。スイングアークが大きく、フォローの出方がしっかり打ちたいところに出ていますし、構えたときのアライメントが正確にとれている。ショットがブレない、ショットメーカーの典型です」と下村が絶賛する一人だ。
また、技術面のほかにも「メンタル面も強い」と分析。「ステップは帯同キャディがいません。つまり、瞬時に状況判断をして、自分ですべてをやらなければいけません。そんな判断を冷静かつ迅速にできるように見えます。風、クラブ、そしてピンポジションといった情報への素早い対応力は大きなアドバンテージになります」。