■なんと言っても…気になる来季前半戦出場権の行方
昨年から続いた長いシーズンも残すところ最終戦のみ。コロナという未知のウイルスに振り回されたツアーも、ここで区切りを迎える。そして、ここで賞金ランキングの戦いも終わりを告げることになる。
まず1年を総括して、「選手層の厚さを感じることができたシーズンでした。複数回優勝者は3人だけ。植竹希望選手、沖せいら選手、岸部桃子選手、竹山佳林選手など、ステップからレギュラーに行ってもしっかり戦えるなど、ステップアップする選手が増えました。長いシーズンで自分を見つめ直す時間も増えて、試合の大切さも分かったと思うので、1試合にかける思いが?まったのではないでしょうか」と、毎週のように活躍するプロが変わったツアーを下村は振り返る。
そんななかで、気になるのは賞金ランキング1、2位に与えられる来年のレギュラーツアー前半戦出場権の行方。すでに賞金女王を決めているのは今季3勝のリ・ハナ(韓国)。「絶対に予選落ちをしないようにプレーしていると話していましたし、いまはステップ4勝目を挙げたいと気持ちが入っています」(下村)。そして同2位争いも白熱している。現在の同2位は小野祐夢で1421万7047万円。同3位が石川怜奈で1234万4750円。その差は約187万あまり。今大会の優勝賞金が360万円、2位が180万円だから、もちろん優勝すれば石川の逆転2位も可能だ。
「初日はその二人が同組に入りましたし、絶対に意識すると思います。小野さんも10月の大会では賞金ランキング2位には入りたいと話していました」。石川も負けたくない気持ちと同時に、「もう1勝したいという気持ちが強いようです」と、直接対決の第1章は見ごたえがありそうだ。
「コースは砲台グリーンが多いのと、硬く締まっているので、攻略にはスピンコントロールと球の高さが必要です」と下村。その点で見ると、「小野選手はドロー一辺倒でしたがフェードも打てるようになっていますし、石川選手は球が高い。ふたりともにコースには向いているのではないでしょうか」と、レギュラー最後の一枚の切符を巡る争いは、ますますおもしろくなりそう。
昨年から続いた長いシーズンも残すところ最終戦のみ。コロナという未知のウイルスに振り回されたツアーも、ここで区切りを迎える。そして、ここで賞金ランキングの戦いも終わりを告げることになる。
まず1年を総括して、「選手層の厚さを感じることができたシーズンでした。複数回優勝者は3人だけ。植竹希望選手、沖せいら選手、岸部桃子選手、竹山佳林選手など、ステップからレギュラーに行ってもしっかり戦えるなど、ステップアップする選手が増えました。長いシーズンで自分を見つめ直す時間も増えて、試合の大切さも分かったと思うので、1試合にかける思いが?まったのではないでしょうか」と、毎週のように活躍するプロが変わったツアーを下村は振り返る。
そんななかで、気になるのは賞金ランキング1、2位に与えられる来年のレギュラーツアー前半戦出場権の行方。すでに賞金女王を決めているのは今季3勝のリ・ハナ(韓国)。「絶対に予選落ちをしないようにプレーしていると話していましたし、いまはステップ4勝目を挙げたいと気持ちが入っています」(下村)。そして同2位争いも白熱している。現在の同2位は小野祐夢で1421万7047万円。同3位が石川怜奈で1234万4750円。その差は約187万あまり。今大会の優勝賞金が360万円、2位が180万円だから、もちろん優勝すれば石川の逆転2位も可能だ。
「初日はその二人が同組に入りましたし、絶対に意識すると思います。小野さんも10月の大会では賞金ランキング2位には入りたいと話していました」。石川も負けたくない気持ちと同時に、「もう1勝したいという気持ちが強いようです」と、直接対決の第1章は見ごたえがありそうだ。
「コースは砲台グリーンが多いのと、硬く締まっているので、攻略にはスピンコントロールと球の高さが必要です」と下村。その点で見ると、「小野選手はドロー一辺倒でしたがフェードも打てるようになっていますし、石川選手は球が高い。ふたりともにコースには向いているのではないでしょうか」と、レギュラー最後の一枚の切符を巡る争いは、ますますおもしろくなりそう。