とはいえ、石川にとっては厳しい状況。仮に石川が優勝しても、小野が単独2位に入ったとすると、石川が1594万4750円で小野が1601万7047円と、この場合でも小野が逃げ切る。つまり、石川は優勝を逃した時点で同2位には届かず、優勝しても小野が単独2位に入れば、QT(予選会)行きとなる。
■ファーストか?ファイナルか? QTをめぐる戦いも激化
賞金ランキング2位争いも注目だが、もう一つの戦いも残っている。同3位から10位までの選手は、月末から行われる来季出場権をかけたQT(予選会)のファーストステージ(1次)が免除され、ファイナル(最終)から出場できるという点だ。
QTはファーストとファイナルの2段階。ファイナルで上位に入れば、来季、第1回目のリランキングまでの前半戦出場権を得ることになる。来季のレギュラーツアーでのプレーを見据えれば、ファイナルまで残ることは必須条件だ。
「今季の優勝者はすでにその資格でファイナルからの出場が決まっています。現在の10位までを見ると、全員が優勝者。そうなると、今季未勝利の選手は、なんとかこの10位内に割って入りファースト免除、そしてファイナルからの出場を狙うことになります」(下村)
これは死活問題だ。なぜなら、今年のQTはいまだかつてない激戦になる見込みだからだ。「今年はプロテストが2回あったので、新人40人あまりがファーストに出場します。さらに、ステップ優勝者が15人いますので、ファイナルからの進出者がグッと増えています。加えて、レギュラーツアーのシード落ち選手も20人近くがファイナルから出場。ということは、ファーストからの進出者の枠が減るということです」と、コロナでシーズン統合、プロテスト延期などの余波が、ステップの選手たちの目の色を変えさせている。
■ファーストか?ファイナルか? QTをめぐる戦いも激化
賞金ランキング2位争いも注目だが、もう一つの戦いも残っている。同3位から10位までの選手は、月末から行われる来季出場権をかけたQT(予選会)のファーストステージ(1次)が免除され、ファイナル(最終)から出場できるという点だ。
QTはファーストとファイナルの2段階。ファイナルで上位に入れば、来季、第1回目のリランキングまでの前半戦出場権を得ることになる。来季のレギュラーツアーでのプレーを見据えれば、ファイナルまで残ることは必須条件だ。
「今季の優勝者はすでにその資格でファイナルからの出場が決まっています。現在の10位までを見ると、全員が優勝者。そうなると、今季未勝利の選手は、なんとかこの10位内に割って入りファースト免除、そしてファイナルからの出場を狙うことになります」(下村)
これは死活問題だ。なぜなら、今年のQTはいまだかつてない激戦になる見込みだからだ。「今年はプロテストが2回あったので、新人40人あまりがファーストに出場します。さらに、ステップ優勝者が15人いますので、ファイナルからの進出者がグッと増えています。加えて、レギュラーツアーのシード落ち選手も20人近くがファイナルから出場。ということは、ファーストからの進出者の枠が減るということです」と、コロナでシーズン統合、プロテスト延期などの余波が、ステップの選手たちの目の色を変えさせている。