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「1億万点!」の価値ある勝利 平井亜実が歩んできた初優勝までの“でこぼこ道” 

「1億万点!」の価値ある勝利 平井亜実が歩んできた初優勝までの“でこぼこ道” 

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2022年7月29日 18時34分

カストロールレディース 最終日◇29日◇富士市原ゴルフクラブ(千葉県)◇6438ヤード・パー72)>

最終18番。トータル13アンダーで、2位に2打差をつけてトップに立っていた平井亜実は、1.5メートルのパーパットを沈めると「自然に出ました」というガッツポーズを繰り出し、大会を締めくくった。「65」を出してトップに並んだ前日は「1000万点」だった自己評価だが、この日は満面の笑みとともに「1億万点です!」という答えが返ってきた。

盟友・土田沙弥香ともにこの笑顔【写真】

今年9月に26歳を迎える平井は、昨年6月にプロテストに合格したルーキーの一人。テスト合格翌年に挙げた初優勝は順調ともいえるが、ここまでの道のりは決して平たんではなかった。不合格を味わうこと4回。苦労人にも聞こえるが、「ゴルフが大好き。毎年『去年よりも確実に成長している』と思えていました。だからやめる理由がない」と、前向きに“浪人生活”を過ごしてきた。2019年にはプレーの場を求めて中国ツアーにも参戦。そこで日本人として初となる優勝もあげている。

「中国での1年間は大きいですね。そこで勝った時の経験も生かすことができました」。正確にはツアー2勝目ですね、と投げると、ニッコリと笑顔が返ってきた。とはいえ、「落ちたという事実は辛かった」というのは当然のこと。それを初受験となった15年のプロテスト会場で出会い、そこから師事する浦大輔コーチと二人三脚で乗り越えた。「何年も教わってて失敗しているなら、コーチを変えたほうがいいとも言われました。コーチの理論が正しかったということを伝えたかった」。信頼が揺らぐことは決してなかった。

プロテスト合格後の会見では、「予選落ちか、優勝するか。そんな選手になりたい」とも話していた。その言葉を聞いても分かる通り、攻撃的なゴルフが信念だ。ただコーチからは『“攻める”のと“無謀”は違う』と諭され続けてきた。その意味を理解できないまま実践し、成績につながらない。ここ1カ月間は、そのモヤモヤをコーチにぶつけ、話し合いも続けてきた。

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