「パッティングがよくなったのは、テンポを速くしたためだそうです。9月くらいからラインを読んだらすぐ打つ、といった普通のことですがこれができているのが好調につながっているのでしょう」。もじもじする感じがまったくないと下村は言う。
それでも櫻井には悩みもある。「もっともっと、とにかく練習がしたいと言っています。移動、練習、プロアマ、本戦となかなか練習をする時間もありません。逆に言うと、やらないといけないことが分かっているし、向上心が尽きません。それが強みですね」(下村)。
向上させたいひとつが100ヤード以内のショットのスピンコントロール。「例えばピンが奥から4、5ヤードといったところからウェッジで打つとき、どうしてもスピンで戻ってしまうことがあります。そういう打ち方を周りに聞いているのを見ました。櫻井選手は飛距離が出るので、短い距離を打つことが多いですから、ここができるようになればもっと上に行けるでしょう」とここでも向上心を見せる櫻井に強さを見たと下村は言う。
「ついこの前までジュニアゴルファーだったので、まだまだ経験も少ないし伸びる余地があります。1年目で転戦も大変かと思いきや、『こういう生活に憧れていたので苦でもない』と楽しんでいる様子もすばらしい」と、ルーキーの楽しげな快進撃がまぶしく見えると話す。
「記録を塗り替えてほしいですね。残り2試合で優勝して、獲得賞金3000万円を突破してみてほしいと思います」。2位の宮澤美咲との差は約1000万円で、もはや賞金上はほぼ確定。連勝すれば大台を突破するだけに、あとはどこまで記録を伸ばすか注目だ。
解説・下村樹美(しもむら・じゅみ)
1988年5月13日生まれ、愛知県出身。2011年にプロテストに合格。ケガなどもあり一線からは身を引いたが、16年からはスカイAでラウンド解説をしている。プロ目線での解説が好評。今年もステップ・アップ・ツアーから選手のプレーの模様や声を届ける。
それでも櫻井には悩みもある。「もっともっと、とにかく練習がしたいと言っています。移動、練習、プロアマ、本戦となかなか練習をする時間もありません。逆に言うと、やらないといけないことが分かっているし、向上心が尽きません。それが強みですね」(下村)。
向上させたいひとつが100ヤード以内のショットのスピンコントロール。「例えばピンが奥から4、5ヤードといったところからウェッジで打つとき、どうしてもスピンで戻ってしまうことがあります。そういう打ち方を周りに聞いているのを見ました。櫻井選手は飛距離が出るので、短い距離を打つことが多いですから、ここができるようになればもっと上に行けるでしょう」とここでも向上心を見せる櫻井に強さを見たと下村は言う。
「ついこの前までジュニアゴルファーだったので、まだまだ経験も少ないし伸びる余地があります。1年目で転戦も大変かと思いきや、『こういう生活に憧れていたので苦でもない』と楽しんでいる様子もすばらしい」と、ルーキーの楽しげな快進撃がまぶしく見えると話す。
「記録を塗り替えてほしいですね。残り2試合で優勝して、獲得賞金3000万円を突破してみてほしいと思います」。2位の宮澤美咲との差は約1000万円で、もはや賞金上はほぼ確定。連勝すれば大台を突破するだけに、あとはどこまで記録を伸ばすか注目だ。
解説・下村樹美(しもむら・じゅみ)
1988年5月13日生まれ、愛知県出身。2011年にプロテストに合格。ケガなどもあり一線からは身を引いたが、16年からはスカイAでラウンド解説をしている。プロ目線での解説が好評。今年もステップ・アップ・ツアーから選手のプレーの模様や声を届ける。