「プロとして成績を残さないといけない」というプレッシャーや、“黄金世代”と呼ばれる世代の同期として注目を集めたことなどが、井上のリズムを狂わせた。その絶不調のなか迎えたQTで“惨敗”。晴れやかなはずの船出は、いきなりの大波に襲われた。
それでもオフのトレーニングなどで、プレーを見つめ直し、今季の予選落ちはわずかに12試合中2試合と回復傾向は見せている。しかし、最高順位は「ダイクレレディースカップ」の9位タイ。さらにそれも含めトップ20に入る試合は6試合あるも、優勝には手が届いていない。その間にもタイムリミットは刻々と近づいていった。
「初日にいいスコアを出して、それが続かないことが多い」。この“安定し過ぎた”成績の理由を井上はこう話す。開幕戦の「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」初日は1位タイスタートも、2日目に「77」を叩き14位タイに終わった。今季の井上の1R平均ストロークは「73.0012」で4位タイ。しかし2Rは47位、3Rは37位と、この数字を見ても2日目以降のスコアメイクに苦しんでいることが分かる。
しかしその状況は今大会で打破したい。今大会のホステスプロでもある井上は、「ホステスとしては初めて迎える大会なので優勝したいです。後半戦の出場権もかかってますし(笑)調子は悪くないので、大事に焦らずいきたい」と意気込んだ。背水の陣を敷く25歳が、1勝で2度嬉しい勝利をつかむため、明日からの2日間に全力をぶつける。(文・間宮輝憲)
それでもオフのトレーニングなどで、プレーを見つめ直し、今季の予選落ちはわずかに12試合中2試合と回復傾向は見せている。しかし、最高順位は「ダイクレレディースカップ」の9位タイ。さらにそれも含めトップ20に入る試合は6試合あるも、優勝には手が届いていない。その間にもタイムリミットは刻々と近づいていった。
「初日にいいスコアを出して、それが続かないことが多い」。この“安定し過ぎた”成績の理由を井上はこう話す。開幕戦の「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」初日は1位タイスタートも、2日目に「77」を叩き14位タイに終わった。今季の井上の1R平均ストロークは「73.0012」で4位タイ。しかし2Rは47位、3Rは37位と、この数字を見ても2日目以降のスコアメイクに苦しんでいることが分かる。
しかしその状況は今大会で打破したい。今大会のホステスプロでもある井上は、「ホステスとしては初めて迎える大会なので優勝したいです。後半戦の出場権もかかってますし(笑)調子は悪くないので、大事に焦らずいきたい」と意気込んだ。背水の陣を敷く25歳が、1勝で2度嬉しい勝利をつかむため、明日からの2日間に全力をぶつける。(文・間宮輝憲)