グリップはゴルフクラブを動かす自分の体との唯一の接点であり、スイング中の体の動き、クラブの動き、ボールの飛び方に大きな影響を与えます。ゴルフの一番の基本はグリップであり、すべてはグリップから始まります。私が紹介する『グリップファインダー』は、子供たちでもわかりやすく、正しくグリップの基本を身に付けてもらうために考えました。これを使うと、グリップとクラブフェースの関係をはっきり体感することができるのです。

『グリップファインダー』にはホーゼルの近くに分度器を貼り付けてあります。分度器の平らな面とリーディングエッジは直角。分度器の正面にはベアリングで動く矢印があり、この矢印はスイング中に常に真上を向くようになっています。

自分はスクエアグリップと思っていても、実はストロンググリップだったり、ウィークグリップだったりすることがあります。『グリップファインダー』を使えば、自分のグリップを客観的に知ることができるのです。まず、フェースがスクエア、分度器の平らな面が水平になるように『グリップファインダー』を握ります。

そして左右に回転してみて、左右対称に回れば、それはスクエアグリップということになります。それが左側（フェースを閉じる方向）に大きく回れば、ストロンググリップ、右側（フェースを開く方向）に大きく回れば、ウィークグリップです。自分にとって基本となるグリップを知ることが出発点。ボールの飛び方を見て、グリップを少しずつ工夫していけば、自分に合った理想のグリップを見つけることができます。スイングをいじるよりも、その方が上達スピードが速くなるのです。

また『グリップファインダー』は、自分のスイングプレーンを確認できたり、多くの人が苦手とする傾斜からのショットやバンカーショットでも活用することができます。『グリップファインダー』を通じて、多くのゴルファーの悩みを解決し、ゴルフの楽しさを伝えていきたいと思っています。

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