■其の六、“ゴルフだけやればいい”は大間違い!
中里「SNSやテレビもそうですが、試合がない時間を使って地道な活動もされていたとか」
棚橋「そうですね。飲食店にポスターを貼らせてもらったりとかもやっていました」
中里「プロゴルファーはやっていないですね…。でも、そういった時間は十分あったんですか?」
棚橋「大体、月2週間シリーズがあって、2週間お休みがあってというスケジュール。試合と試合の合間に次のシリーズの所を回って、大会のプロモーションをやっていた。そうすると、月に休みが1日しかないこともあったけど」
記者A「当時、そういう取り組みはお一人で?」
棚橋「僕は、志願してやりましたね。土地土地に行っている若い営業の社員に、“是非使って、オレいつでも行くから”って言って。世代的にも同世代だったので、やりやすかったと思います」
記者A「周囲の反応はいかがでしたか?」
棚橋「やっぱり、レスラーが直接動いてプロモーションするという文化はなかったですからね。何故なら、ずっとビジネスが良かったから、プロレスラーはプロレスだけをしていればよかった」
中里「まさに、今の僕らの感じかもしれません。ゴルフだけしていればいいって」
棚橋「でも、お客さんが集まっていないのにプロレスだけしていてもだめ。観てもらってなんぼなので」
中里「行動力がすごいですね。周囲からの反発はなかったですか?」
棚橋「僕は、外部からのネガティブな言葉は全部シャットアウトしてましたね(笑)」
中里「強い!(笑)。僕らJGTO(日本ゴルフツアー機構)で話し合いをしていても、組織として最後には“君たちはゴルフをしていればいい、プロゴルファーだから”となってしまう。だから、僕たち選手が動かないといけないと、選手会でも3年前から話をしてるんです。(石川)遼くんが会長になってやってきたけど、歯車が中々かみ合わないというか」
棚橋「そうですね。飲食店にポスターを貼らせてもらったりとかもやっていました」
中里「プロゴルファーはやっていないですね…。でも、そういった時間は十分あったんですか?」
棚橋「大体、月2週間シリーズがあって、2週間お休みがあってというスケジュール。試合と試合の合間に次のシリーズの所を回って、大会のプロモーションをやっていた。そうすると、月に休みが1日しかないこともあったけど」
記者A「当時、そういう取り組みはお一人で?」
棚橋「僕は、志願してやりましたね。土地土地に行っている若い営業の社員に、“是非使って、オレいつでも行くから”って言って。世代的にも同世代だったので、やりやすかったと思います」
記者A「周囲の反応はいかがでしたか?」
棚橋「やっぱり、レスラーが直接動いてプロモーションするという文化はなかったですからね。何故なら、ずっとビジネスが良かったから、プロレスラーはプロレスだけをしていればよかった」
中里「まさに、今の僕らの感じかもしれません。ゴルフだけしていればいいって」
棚橋「でも、お客さんが集まっていないのにプロレスだけしていてもだめ。観てもらってなんぼなので」
中里「行動力がすごいですね。周囲からの反発はなかったですか?」
棚橋「僕は、外部からのネガティブな言葉は全部シャットアウトしてましたね(笑)」
中里「強い!(笑)。僕らJGTO(日本ゴルフツアー機構)で話し合いをしていても、組織として最後には“君たちはゴルフをしていればいい、プロゴルファーだから”となってしまう。だから、僕たち選手が動かないといけないと、選手会でも3年前から話をしてるんです。(石川)遼くんが会長になってやってきたけど、歯車が中々かみ合わないというか」
棚橋「それは、トップ選手がプロモーションをして、テレビにいっぱい出て、“盛り上げるんだ!”という姿を見せることが大事だね。そうしたら後輩や、その選手に勝ちたいと思っている選手は、それ以上のことをやらないといけない。相乗効果が生まれる。それが、トップ選手がやることだと思う」
中里「やっぱり、ゴルファーだからゴルフだけをしていればいい、という意識ではだめなんですね」
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中里「やっぱり、ゴルファーだからゴルフだけをしていればいい、という意識ではだめなんですね」
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