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“動物的勘”に優れたライン読みがキラリ 稲見萌寧に備わる「心・技・体」のすごさ【辻にぃ見聞】

“動物的勘”に優れたライン読みがキラリ 稲見萌寧に備わる「心・技・体」のすごさ【辻にぃ見聞】

配信日時:2021年5月25日 07時30分

特に今年に入り12戦5勝と、稲見は驚異的な強さを発揮している。その要因を聞くため、辻村氏は稲見のコーチを務める奥嶋誠昭氏に電話をかけた。その話を聞き辻村氏が感じたことは、若干21歳の選手ながら“心・技・体”のバランスが整っているという部分だった。

「“心”に関しては、奥嶋君は『納得するまで、問題が解決するまで練習をやり続ける信念がすごい』と言っていた。それは普段、体に染み込むまで練習を続けている様子を見ても分かります。そして、166センチの恵まれた体と、その腕の長さが“体”にあたる。この自分の“体”の特徴をしっかりと理解したうえで、それに合う“技”を身につけている、ということを感じました」

では、この“体”に合った“技”とはどういうことか? 辻村氏は続ける。腕が長いという部分は、ゴルフにおいては「スイング中に体から外れやすくなることもあり、難しさが生じる」こともあるという。だが逆に「うまく使えば得にもなる」。そして稲見は、それをしっかりとメリットにしている。

「両ひじの管理が非常にうまいですね。ダウンスイング時、右ひじが体の近くを通り、フォロースルーでは左ひじが低い状態のままキレイに回っていく。ボディターン中、両ひじは地面を向き、その動きを体の近くでしっかり管理できています。体から外さないというのがポイントになるなか、そのことをしっかり理解したスイング作りができていますね」

そしてなによりも辻村氏は、稲見のプレー姿のこんな部分に感心している。「その表情からは“1番でなければ嫌だ”という性分を感じます。それが顔に書いてある。ショットもパットも“これさえ守れていれば”というものもある。両方とも球際の練習をひたすらやり続けている姿をよく見かけますから」。

『ほかの選手には負けたくないという気持ちがある』というのは、稲見自身も語る部分でもある。「絶対的なものは揺るがないという信念がある。一番になる人はここぞで頼れるものを必ずもっていますから」(辻村氏)。この“負けん気”は、1日10時間以上の練習量に裏打ちされたもの。備わっている“心・技・体”と、それを整えるための圧倒的練習量。快進撃はまだまだ止まりそうもない。

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