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スロープレーがダメなわけ〜みんな笑顔でプレーを楽しむために〜【原田香里のゴルフ未来会議】

スロープレーがダメなわけ〜みんな笑顔でプレーを楽しむために〜【原田香里のゴルフ未来会議】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2021年12月22日 11時30分

ゴルフマナーが大切にされるのは、審判がいないということもありますが、同じフィールドでたくさんの人がプレーしているから、という理由もあります。それぞれの組は多くても4人までが一般的。18ホールのゴルフ場だと、多い時なら50数組。200人前後の人がプレーしていることになります。

ゴルフ場の準備が整って日が昇ってから日没まで、プレーできる時間は限られます。特に日の短いこの時期は、遅い時間にスタートする人たちは、最後のほうは日没時間を気にしながらプレーしなくてはならなくなります。

1番から18番までのコースレイアウトを頭に浮かべていただくとわかりやすいでしょう。プレーヤーが4人ずつ、順番にスタートして動いていくことをイメージしてみてください。同じホールに2組か3組いることもあります。ここで、スロープレーの組が出るとどうなるでしょう? そこから後ろの組は少しずつプレーが遅れていくのがわかっていただけるでしょうか。 

1組だけを見れば遅れが1分だとしても、これが10組になれば10分。ボールを探すのに遅れたホールがある、という場合ならその後の努力で遅れは取り戻せますが、慢性的に遅い組だとどんどん遅れは増えていきます。スロープレーをしないようにする気持ちがない組、他の組のことを考えられない組の遅れはどんどん蓄積していきます。

週末などの混んでいるゴルフ場だと、遅いスタートの組が日没に間に合わなくなってしまう可能性がありますね。実際私も、冬のラウンドで最後の1ホールが日没に間に合わず、照明のなかプレーしたことがあります。プレー中にカートで回ってきて、プレーのスピードアップを促すマーシャルさんは、それを防ごうとしてくれているのです。

ビギナーでも、ゴルフが上手ではなくとも、心がけ次第でスロープレーは防ぐことができます。ナイスショットができなかったあとは、安全に気をつけながら使う可能性のあるクラブを2〜3本持って急いで自分のボールのところに行きましょう。呼吸が乱れない程度のスピードで行って、次のショットを打つ。いちいちクラブを取りに戻るのが“無駄な時間”。クラブは、ライがいいとき、悪いとき、林などから出すだけの時などを想定して3本程度がいいでしょう。

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