前週の国内メジャー「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」で初めて“生”で尾関のスイングをみた辻村氏。そのときの第一印象は「大きなキャリーボール」。これが尾関の最大の魅力だという。
身長は158センチと小さくも大きくもなくいわば平均的。だが今大会のドライビングディスタンスは249.167ヤードを記録しているように、その身長以上の飛ばしをみせている。そんな飛距離を生み出しているのは「大きなスイングアークと背中の柔らかさ」。特に背中から腰、腕へと繋がっている大きな筋肉「広背筋」を辻村氏はポイントに挙げた。
「尾関さんはドロー一辺倒ですが、ダウンスイングでしっかりと体の近くにシャフトを通せています。そして広背筋の柔らかさと強さを感じました。ダウンスイングの力強さが腹筋の力だとしたら、振り抜きに必要なのが広背筋です。インパクトをした後に広背筋を使ってボールを押し込むことができています」
柔らかい背中でゆったり大きく上げたテークバックから振り下ろし、またも背中の筋肉を使って球を押し込む力強いインパクト。ボールの高さや打ち分けには「まだまだ未熟」ではあるが、19歳のさらなる成長にも期待を寄せた。
■ここぞで決めるショットに、ツアー随一のパッティング
吉田優利と並んで迎えた終盤16番。先に吉田が12メートルのスライスラインを決めてバーディを奪うと、尾関は6メートルを決め返した。そして最終18番。先に吉田がフェアウェイから右横3メートルのチャンスにつけたが、尾関はラフからにもかかわらず、その内側、1メートルにつけてそれを決めた。
身長は158センチと小さくも大きくもなくいわば平均的。だが今大会のドライビングディスタンスは249.167ヤードを記録しているように、その身長以上の飛ばしをみせている。そんな飛距離を生み出しているのは「大きなスイングアークと背中の柔らかさ」。特に背中から腰、腕へと繋がっている大きな筋肉「広背筋」を辻村氏はポイントに挙げた。
「尾関さんはドロー一辺倒ですが、ダウンスイングでしっかりと体の近くにシャフトを通せています。そして広背筋の柔らかさと強さを感じました。ダウンスイングの力強さが腹筋の力だとしたら、振り抜きに必要なのが広背筋です。インパクトをした後に広背筋を使ってボールを押し込むことができています」
柔らかい背中でゆったり大きく上げたテークバックから振り下ろし、またも背中の筋肉を使って球を押し込む力強いインパクト。ボールの高さや打ち分けには「まだまだ未熟」ではあるが、19歳のさらなる成長にも期待を寄せた。
■ここぞで決めるショットに、ツアー随一のパッティング
吉田優利と並んで迎えた終盤16番。先に吉田が12メートルのスライスラインを決めてバーディを奪うと、尾関は6メートルを決め返した。そして最終18番。先に吉田がフェアウェイから右横3メートルのチャンスにつけたが、尾関はラフからにもかかわらず、その内側、1メートルにつけてそれを決めた。