＜CMEグループ・ツアー選手権 事前情報◇16日◇ティブロンGC（米フロリダ州）◇6556ヤード・パー72＞

米国女子ツアーは1月から始まった長いシーズンの最終戦を迎える。CMEグローブポイント上位60名が米フロリダ州に集まり、優勝者が“年間女王”のタイトルを手にする。出場する60名のポイントはリセットされてゼロからスタート。米国男子ツアーのようなストロークハンデがないため、全員に平等にチャンスがある。

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年間女王に近いのは誰なのか。シーズンを通してWOWOWで解説を務めてきたプロコーチの石井忍に、畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子、笹生優花ら日本勢4人のライバルとなりそうな選手について話を聞いた。

■前週優勝した地元出身の世界No.1が有利

まず石井が挙げたのは、前週の「ペリカン女子選手権」を制して世界ランキング1位に返り咲いたネリー・コルダ（米国）。シーズン序盤に左腕の血栓の除去手術を受けて4カ月間の離脱があり、6月に復帰を果たした。大事な決戦の直前にトップフォームを取り戻している。石井はその姿を解説席から見ていた。