「私は試合が好きだし、プロゴルファーはいい職業だな、と思います。これだけ多くの人に支えられて、色々なところでゴルフができて賞金が稼げて…。素晴らしいですよね」と、静かにツアーへの思い、プロゴルファーとしてプレーする情熱を吐露する。同時に、年齢を重ねるとともに、ひとりの女性としての人生設計とのバランスを考えるようになったこともひしひしと伝わってくる。
■女子プロの選択肢を増やし、後輩たちにも将来を考えさせたい
「若い頃はツアーを退くことなんて想像もしていなかったんです。試合に出られなくなっても挑戦し続けることができると思っていた。自ら(ツアー出場を)辞めることはない、と。でも、今なら(先輩たちが)みなさん色々な決断をしてきたんだなとか、こういう気持ちになるんだなということがわかります。自分もわかっていなかったけど、若い子たちにもそういうことをわかってもらいたい」
確かに、20歳になるかならないかの頃に30歳を過ぎた自分の姿を思い描くのは難しい。まだまだ先だと思っているのが一般的だが、思っていたよりもその日は遠くない。プロゴルファーとして、それを経験してきたからこそ、新たな形を有村は模索している。自分も含めた仲間たちの選択肢を増やし、後輩たちにも来るべき将来を見せて考えさせる。
呉工業のメイリン・ウー・クレメンツ社長は、自らの人生と出場選手たちを重ね合わせて協賛を快諾したという。「私も30代で結婚して子供を育てながら働きました。働く女性として変化のある時期に頑張っている女性たちを応援したい」。働く女性としての共感が、大会を支えた。
30代、40代の選手たちばかりが集ったこの日は、雨模様にもかかわらず、あちこちで楽しそうな声が弾けた。それでいて勝負には真剣に挑む。まさにゴルフの魅力の一つが凝縮された形だったと言えるだろう。
■女子プロの選択肢を増やし、後輩たちにも将来を考えさせたい
「若い頃はツアーを退くことなんて想像もしていなかったんです。試合に出られなくなっても挑戦し続けることができると思っていた。自ら(ツアー出場を)辞めることはない、と。でも、今なら(先輩たちが)みなさん色々な決断をしてきたんだなとか、こういう気持ちになるんだなということがわかります。自分もわかっていなかったけど、若い子たちにもそういうことをわかってもらいたい」
確かに、20歳になるかならないかの頃に30歳を過ぎた自分の姿を思い描くのは難しい。まだまだ先だと思っているのが一般的だが、思っていたよりもその日は遠くない。プロゴルファーとして、それを経験してきたからこそ、新たな形を有村は模索している。自分も含めた仲間たちの選択肢を増やし、後輩たちにも来るべき将来を見せて考えさせる。
呉工業のメイリン・ウー・クレメンツ社長は、自らの人生と出場選手たちを重ね合わせて協賛を快諾したという。「私も30代で結婚して子供を育てながら働きました。働く女性として変化のある時期に頑張っている女性たちを応援したい」。働く女性としての共感が、大会を支えた。
30代、40代の選手たちばかりが集ったこの日は、雨模様にもかかわらず、あちこちで楽しそうな声が弾けた。それでいて勝負には真剣に挑む。まさにゴルフの魅力の一つが凝縮された形だったと言えるだろう。