「これぞ、フィル・ミケルソン」――マンデーフィニッシュとなった「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」を制し、48歳にして米ツアー通算44勝目、大会5勝目を挙げた彼の姿を眺めながら、大勢のファンがそう感じたのではないだろうか。
犬猿の仲も昔の話?【写真】
日没が迫っていた前日の夕暮れどき、上がり2ホールのプレーを続行するか、月曜日に持ち越すかで、最終組のフィル・ミケルソン(米国)とポール・ケーシー(イングランド)の意見が分かれた。絶好調だったミケルソンは続行して首位のまま走り抜けることを望んだが、ケーシーは「ラインが見えない。(日没まで)あと6分で2ホールを終えるのは無理だ」。
結局、ミケルソンはケーシーの主張を渋々受け入れる形になり、あからさまに不機嫌な顔。それでもTVインタビューではなんとか気を取り直し、「明日、きれいなグリーンでプレーするほうがいい」と言ってはいたが、「本当は今日フィニッシュしたかった」と諦めきれない様子も見せていた。そんなミケルソンを気遣い、ケーシーはその後に「ごめんなさいコール」までしたという。
だが、すべての心配は杞憂となり、ミケルソンは一夜明けた月曜日も好調なゴルフを保って、3打差で快勝。すると彼は「昨日、無理に続行しなくて良かった。今朝、きれいなグリーンでプレーできて良かった。ポールは彼自身と僕を守ってくれたんだ」。
「超」が付くほどのお調子者ぶりで、まさに「これぞ、ミケルソン」だが、それでもみんなが笑顔で頷き、「良かったね」「おめでとう」と祝福したくなる。
犬猿の仲も昔の話?【写真】
日没が迫っていた前日の夕暮れどき、上がり2ホールのプレーを続行するか、月曜日に持ち越すかで、最終組のフィル・ミケルソン(米国)とポール・ケーシー(イングランド)の意見が分かれた。絶好調だったミケルソンは続行して首位のまま走り抜けることを望んだが、ケーシーは「ラインが見えない。(日没まで)あと6分で2ホールを終えるのは無理だ」。
結局、ミケルソンはケーシーの主張を渋々受け入れる形になり、あからさまに不機嫌な顔。それでもTVインタビューではなんとか気を取り直し、「明日、きれいなグリーンでプレーするほうがいい」と言ってはいたが、「本当は今日フィニッシュしたかった」と諦めきれない様子も見せていた。そんなミケルソンを気遣い、ケーシーはその後に「ごめんなさいコール」までしたという。
だが、すべての心配は杞憂となり、ミケルソンは一夜明けた月曜日も好調なゴルフを保って、3打差で快勝。すると彼は「昨日、無理に続行しなくて良かった。今朝、きれいなグリーンでプレーできて良かった。ポールは彼自身と僕を守ってくれたんだ」。
「超」が付くほどのお調子者ぶりで、まさに「これぞ、ミケルソン」だが、それでもみんなが笑顔で頷き、「良かったね」「おめでとう」と祝福したくなる。