優勝を飾ったのは24歳のダニエル・バーガー。昨年大会に続く2連覇達成となった。2連覇と言えば、松山英樹のフェニックスオープン2連覇が思い浮かぶが、松山とバーガーは、まさに同年代で、偶然にも昨秋のHSBCチャンピオンズで松山が優勝した際、2位になったのがバーガーだった。
とはいえ、今大会を世界ランキング43位で迎えたバーガーは世界4位の松山からは大きく引き離されている。だが、この優勝でフェデックスカップランキングは36位から10位へ食い込み、彼は着実にトップクラスへにじり寄っている。
父親は米国のテニス界を率いるUSTAの男子コーチ。2012年の米五輪チームのコーチを務めたこともあり、そんな優秀なアスリートの血はバーガーにも受け継がれている。
今週は「ドライバーが突然壊れてしまったけど、予備のドライバーがあってくれて助かった。ゴルフはアップダウンの激しいゲームだけど、それを乗り越えるのは楽しい」と言ってのける冷静さ、強靭なメンタリティも持ち合わせている。
バーガーもまた松山のライバルとなり、世界のゴルフ界の勢力図は日々刻々と変化する。全米オープン優勝予想も混沌としているが、メジャー大会であれ、どんな試合であれ、強い心を抱いた選手が、戦いにおいても強いことだけは確かだ。
文 舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)
とはいえ、今大会を世界ランキング43位で迎えたバーガーは世界4位の松山からは大きく引き離されている。だが、この優勝でフェデックスカップランキングは36位から10位へ食い込み、彼は着実にトップクラスへにじり寄っている。
父親は米国のテニス界を率いるUSTAの男子コーチ。2012年の米五輪チームのコーチを務めたこともあり、そんな優秀なアスリートの血はバーガーにも受け継がれている。
今週は「ドライバーが突然壊れてしまったけど、予備のドライバーがあってくれて助かった。ゴルフはアップダウンの激しいゲームだけど、それを乗り越えるのは楽しい」と言ってのける冷静さ、強靭なメンタリティも持ち合わせている。
バーガーもまた松山のライバルとなり、世界のゴルフ界の勢力図は日々刻々と変化する。全米オープン優勝予想も混沌としているが、メジャー大会であれ、どんな試合であれ、強い心を抱いた選手が、戦いにおいても強いことだけは確かだ。
文 舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)