初日。ポールターは「73」と大きく出遅れ、「荷物をまとめて帰り支度をしようとしていた」。だが、2日目「64」、3日目は「65」をマークして首位タイへ浮上。流れを変えたカギは二つあったそうだ。
「先週は心に痛手を受け、フラストレーションが溜まっていた。でも、自分でもマスターズのことを考えすぎてリキんでいたと思えてきた。だから、マスターズのことは考えず、“もしも”とか“でも”とか考えず、ただゴルフをすることだけを考えようと気持ちを切り替えた」
もう一つ、パットの際、肩を少しだけオープンにしてみたら「ラインが見やすくなった」。
この二つがポールターを変え、彼のゴルフを変え、最終日も出だしから首位を走り続け、マスターズ出場ににじり寄っていた。
15番で新人のボウ・ホスラー(米国)に追い抜かれた。16番も17番もバーディーが奪えず、18番で6メートルのバーディーパットを沈めなければ敗北。そんな土壇場でも顔色を変えず、冷静さを保ち続け、キャディと笑い合ってさえいたポールターを見たとき、彼の勝利を予感した。
ポールターはバーディーパットをカップの真ん中から堂々と沈め、プレーオフに持ち込んだ。プレーオフに突入した途端、ホスラーのゴルフは大きく乱れ、バンカーからバンカーへ、そして池へ。ホスラーは米ツアー初優勝とマスターズ初出場に限りなく近づいていたが、その夢はたった1ホールで一気に遠のいていった。
「先週は心に痛手を受け、フラストレーションが溜まっていた。でも、自分でもマスターズのことを考えすぎてリキんでいたと思えてきた。だから、マスターズのことは考えず、“もしも”とか“でも”とか考えず、ただゴルフをすることだけを考えようと気持ちを切り替えた」
もう一つ、パットの際、肩を少しだけオープンにしてみたら「ラインが見やすくなった」。
この二つがポールターを変え、彼のゴルフを変え、最終日も出だしから首位を走り続け、マスターズ出場ににじり寄っていた。
15番で新人のボウ・ホスラー(米国)に追い抜かれた。16番も17番もバーディーが奪えず、18番で6メートルのバーディーパットを沈めなければ敗北。そんな土壇場でも顔色を変えず、冷静さを保ち続け、キャディと笑い合ってさえいたポールターを見たとき、彼の勝利を予感した。
ポールターはバーディーパットをカップの真ん中から堂々と沈め、プレーオフに持ち込んだ。プレーオフに突入した途端、ホスラーのゴルフは大きく乱れ、バンカーからバンカーへ、そして池へ。ホスラーは米ツアー初優勝とマスターズ初出場に限りなく近づいていたが、その夢はたった1ホールで一気に遠のいていった。