■第3回大会は観客の入場制限をかけて2年ぶりの日本開催 松山英樹が日本中に興奮の渦を巻き起こす
21年大会は松山英樹が第1回大会のリベンジを果たした。初日を6アンダー・「64」の2位タイでスタート。単独首位の岩田寛には1打差だった。2日目は2アンダー「68」で回りトータル8アンダーの単独首位に立つ。ムービングデーも単独首位をキープし、2位に1打差をつけて迎えた最終日。
6番パー5で2オンし、ロングパットを決めると大歓声がグリーンを包んだ。力強くガッツポーズをとると、会場の興奮は上がりまくる。だからこそ、途中後続のキャメロン・トリンガーリに並ばれたときはギャラリーの落胆の声は、よけいに大きく響いた。
1打のリードを許す場面もあり、終盤に向けて集中力は高まる。長いバーディパットを沈めてトップのトリンガーリに並ぶと、グリーン上で再びガッツポーズ。エッジに避けてキャディと力強く拳を合わせるシーンが懐かしい。
17番を終えた時点で、2位とは2打差につけていた。最終18番パー5をイーグルで締めると、両腕を振り上げて大きくバンザイ。カップからボールを取って再び掲げたガッツポーズ。タイガー・ウッズに敗れた第1回大会のリベンジに成功。同年に制した「マスターズ」に引き続き日本中を大いに沸かせることとなった。