レギュラーツアーに行ったりする中で、ベテランで頑張っている選手、若手でこれから伸びそうな選手とかを見て、「うちは金額が一律で決まっていてあんまり払えないけどそれでも良ければどうですか？」と声をかける場合と、彼女たちの方から「お願いします」というパターンと2種類ですね。

■その中で、契約選手の一人であるベテラン・福島浩子選手が今年初優勝を挙げました

　その週はゴールデンウィークだったものですから、私は旅行に行っていまして。首位発進を見せたので、「なんとかそのまま予選通過してくれたら」と思っていたら2日目もトップ。「これはひょっとするぞ」と檜垣（峰男氏・今大会の事務局長）に静岡まで行ってもらいました。彼女が優勝したときに弊社の人間がいなかったら可哀想ですからね。私がテレビ中継のない地域にいたので、ホールバイホールをメールでもらって応援していました。途中5打差つけたので「まさかプレーオフはないだろ」と思っていたら、「並ばれました」とメールが入って。相手は実力者だし、もうこれはまずいぞと。ドキドキして待っていたら電話もらって「勝ちました」と。それを聞いた時には大泣きでしたね。本当に嬉しかったです。

■大江香織選手も4年ぶりの優勝でした

　こちらは生中継をずっと見ていたのですが、まさか18番で池に入れて。そこからナイスショットでグリーンに乗っけてワンパットで勝負を決めてくれました。とても良いゲームでしたね。こういうときに本当に良かったなぁと思います。彼女たちもすぐに連絡をくれますし、サポート冥利に尽きますね。

■今大会はアマチュアが第1回大会から1人もいません。それもここまでお話しいただいた「プロを支える」というお気持ちからくるのでしょうか